映画「小さなバイキング ビッケ」声の主演・伊藤沙莉インタビュー「エゴサーチは10歳のときからやっています」

2020/09/29 12:00 配信

映画

「『この人が出てると見ちゃう』と言われるのはうれしいです」


映画「小さなバイキングビッケ」ビッケ役(声)の伊藤沙莉


――仕事上だけでなく、一般の方からの視線も変化しているのでは? エゴサーチ歴が長いそうですが。

「ベテランです。エゴサーチは10歳からやっていますから。16年目です。芸歴と変わりませんね(笑)」

――最近では昔の掲示板などでの言葉だけでなく、SNSでやりとりもできます。一般の方の反応で、プラスに感じていることは?

「いい意見にしても悪い意見にしても、最近は、知っていてくれているというのがすごく有難いです。たとえば『嫌い』と書かれたとしても、そういう感情を抱いてくれてありがとうと思います。知られていないよりうれしい。なんなら『誰?』と書いてあったとしても、何かの記事を読んでくれたのかな、気に留めてくれたのね。ありがとうと思います」

――マイナスな意見に傷つくことは?

「もう傷つかないです。それに関してはもう鉄ですから」

――さすがベテランですね。最近、うれしかった言葉は?

「『この人が出てると見ちゃう』と言われるのはうれしいですね。目指していた部分でもあるので。たとえばビッケにしても、『伊藤沙莉がやるんだ。なら見てみようかな』とか、そういうご意見を見つけたときには、『いえーい!』とうれしくなります(笑)」

――このところは、お芝居だけでなく、それこそ声が好きとか、かわいいと言った意見も増えているかと。

「あ、ありがとうございます……。優しいお耳と眼球の持ち主ですね」

――(笑)。ご自身でも最近、私かわいいなとか思いませんか?

「ええ! 思ったことないですよ! 鏡が大っ嫌いなんです。今でも。最近は家にいることも多くて、仕事柄鏡も見なきゃいけないのですが、全然見ないから太っちゃいました(苦笑)。ほんと見ないです。テレビを消して暗くなった瞬間に、自分の顔が映ったりすると、『うわ!最悪!』って思っちゃいます」

――えー、ステキですけど。話は変わりますが、ビッケは鼻をこするクセがあります。伊藤さんには何かクセはありますか?

「口のなかをもごもごしちゃいます。余分な肉を噛んじゃうんですよ。昔からのクセで。考え事をしているときにやっちゃいます。親いわく、気に入らないことがあるときにやっているらしいんです。『ガムを食べるな』と注意されることがあるのですが、食べてないんです」

――(苦笑)。

「書けないかな(笑)。あとは笑う時に口に手を当てることはよくしますね。これなら大丈夫かな(笑)」