アフレコの最終日、森川は松井、百田らと一緒にスタジオイン。3人で気さくに談笑している様子から、リラックスした中で収録が進んでいることがうかがえる。
まずは、息遣いや思わずもれた声など、普段は意識しないような発声を順調にこなしていく。続いてはソラが跳び跳ねながら言うセリフ。ジャンプする瞬間に合わせてアクセントを入れるため、ソラの動きを見つめながらイメージを作り、何度も練習を重ねていた。
そして、「おジャ魔女どれみ」好きの大学生・大宮竜一の声を務める三浦翔平と会話をする場面へ。事前にそれぞれが別々に収録しており、この日は実際に三浦と掛け合いをしながら微調整していく。
「ソラと大宮さんのシーンは、今日は三浦さんと一緒にできたんですけど、はじめは三浦さんとバラバラで録ったんです。相手の声が入っていない状態で、画面を見ながら自分のタイミングで感情を込めて、声だけでお芝居しなければいけないのがものすごく難しくて。それは、映像だと相手がいないとできないことなので、本当にアニメ独特の難しさだなと感じました」
ソラは周りの意見に流されやすく、自分を表現することが得意ではない性格。おっとりとしていて子供好きな面も持つ彼女の声をどのように作ったのか。
「とにかく声から優しさが出るといいなと思いました。ミレとレイカと3人でけんかをする場面があるんですけど、そのときソラは中立の立場で2人に優しく接するんです。そういう優しさが、常に声のトーンから感じてもらえたらいいなと思ってやっていました」
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