<恐怖新聞>中田秀夫監督、主演の白石聖について語る「『全部演じきるんだ』っていう覚悟を持っている」

2020/09/30 12:00 配信

ドラマ

主演を務める女優・白石聖 (C)東海テレビ


――白石聖についての印象は?

まず、連ドラ主演が初めてで、しかもホラー作品。第1話から血しぶきを浴びたり、上から人が降ってきたり、お父さんが串刺しになったり、そのたんびに叫んだり、目をひんむいたり、わなわなしたりと、ホラー的な表現をやんなきゃいけないわけですね。

ホラーって実は“落ちてくる女子高生”や“死んで行くお父さん”っていうのは見た目には怖くても、視聴者は“そっち”には感情移入できないわけです。自分がそうなった経験ないから、経験あったら死んでいるわけだから(笑)。

視聴者は“怖がるほう”に感情移入するわけですね。ということは、白石さんのエモーションに乗っかって見ているわけなんです。

どんなホラードラマでもホラー映画でも、やっぱりヒロインがいかに不安とか恐怖におののくかっていうことが実はすべての“ミソ”なので。白石さんは「全部演じきるんだ」っていう覚悟を持っているように感じました。

現場にいる白石さんは、(これは褒め言葉ですけど)男勝りというかスパーンとした男っぽさがあるというか、非常に潔い性格の人だと思うんです。やることはもう十二分というか200%、いや300%やってくれていると思いますね。

とにかくありえないようなことが連続して起きるドラマなので、逆にそうじゃないと成立しないというか(笑)。

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