<恐怖新聞>中田秀夫監督、主演の白石聖について語る「『全部演じきるんだ』っていう覚悟を持っている」

2020/09/30 12:00 配信

ドラマ

【写真を見る】第5話で佐藤大樹の初めてとは思えない“圧巻の殺陣”を披露! (C)東海テレビ


東山龍平コメント


佐藤くんと殺陣稽古ができたのは実質3日間くらい。あとは撮影の合間で1、2時間、時代劇に慣れるための所作事(歩き方、座り方、刀の差し方)や、基本的な刀の振り方の稽古を5日ほど行いました。

佐藤くんが殺陣で苦労していたのは相手との距離感、足捌き、タイミングでしょうか。相手がいてお芝居があって成立するのが殺陣ですし、相手の体格、レベルによっても諸々変わりますから、一番難しかったのではないかと思います。

プロのダンサーということもあり、佐藤くんは手順の覚えが物凄く早かったのを覚えています。すぐそれなりの形にしてしまうので、どんどんスピードも上がってしまい、その都度、竹光(木製の模擬刀)からジュラルミン刀(真剣に近い重さ・バランスのもの)を持たせて同じ動きを反復し、重たいものを振り回しているということへの意識をはっきりとさせて、リアルとけれん(派手な演出)の間を行ったり来たりしていました。

私が思う第5話のハイライトは「佐藤くんvs殺し屋2人」で見せた、3人の立ち回りです。本当は3倍の量をやるつもりだったのですが「アクションというよりは殺陣をやらせたい」という井上昌典監督の希望があり、武士として、命の賭し合い、刀の怖さ、呆気なさ、切なさを表現できたらよいなと思い3人に託しました。

編集部さん含め、現場を支えた皆さんの協力で3人が躍動できたのだと思っています。視聴者の皆さんにどのように伝わるか不安であり、楽しみでもあります。

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