高畑勲演出、宮崎駿も参加した『太陽の王子 ホルスの大冒険』ほか “東映ヴィンテージアニメ”の上映が決定!<とーあに!これくしょん>

2020/09/30 07:00 配信

アニメ

高畑勲演出、原画スタッフとして宮崎駿も参加した「太陽の王子 ホルスの大冒険」ほか、東映ヴィンテージアニメの上映が決定!(C)東映


東京・丸の内TOEIでは、4Kデジタルリマスター化された東映ヴィンテージ・アニメを取りそろえたプロジェクト「とーあに!これくしょん」4作品の上映が決定。10月2日(金)~8日(木)に「太陽の王子 ホルスの大冒険」(1968年)と「わんわん忠臣蔵」(1965年)、10月9日(金)~15日(木)に「安寿と厨子王丸」(1961年)と「わんぱく王子の大蛇退治」(1963年)が上映される。

太陽の王子 ホルスの大冒険」は、高畑勲が演出を務め、作画監督に大塚康生、原画に森康二、奥山玲子、大田朱美、小田部羊一、そして宮崎駿といった東映動画の精鋭スタッフが手掛けた長編アニメ。太陽の剣を託された少年ホルスが村人や少女ヒルダと出会い、人間の様々な側面に触れながら正義を選び、悪魔と戦う冒険活劇だ。

「太陽の王子 ホルスの大冒険」(C)東映


わんわん忠臣蔵」は、漫画界の巨匠・手塚治虫が原案・構成を手掛けた動物アニメ。母の仇を討つため立ち上がった仔犬のロックと47匹の犬たちの勇姿を描く。

【写真を見る】手塚治虫が原案・構成を務めた動物アニメ「わんわん忠臣蔵」(C)東映


「安寿と厨子王丸」は、親と生き別れながらも力強く生きる姉弟を描く、東映創立10周年記念作品。絵巻のような背景、ライブ・アクション方式を取り入れたキャラクターの細やかな仕草と表情など、スクリーンに映える絢爛な映像が特長。今回デジタル版として初の上映となる。

「安寿と厨子王丸」(C)東映


わんぱく王子の大蛇退治」は、日本神話を題材にしながら前衛的ともいえる特異な演出が施された長編アニメ。当時「ゴジラ」(1954年)などで映画音楽界を席巻した伊福部昭が音楽を手掛けている。怪物・ヤマタノオロチとの闘いなどスピード感ある演出は、その後、日本のみならず海外のアニメにも大きな影響を与えた。

「わんぱく王子の大蛇退治」(C)東映