――今回のロケで心に残っていることはありますか?
一番は、おばあちゃんとお母さんとの出会いですかね。あと、ミキサー車の運転手の方がわざわざ来てくれて、5枚くらいサインを書かされるめちゃくちゃミーハーな事があったのですが、年齢74歳にしてそのミーハーさに、元気をもらいました。すごくかわいかった。
――おばあちゃんのところで心に残ったのは?
普通に歩きながら「これはイノシシが掘ったあと」とか当たり前のトーンで言っていることが、常識が全然違うので面白かったです。最初、「おばあちゃんは、多分あの辺にいるよ」って森一帯を指されて、「おばあちゃーん」って呼んだら、「はーい」って(笑)。森のどこからともなく返事が返ってきたのも、意味が分からなくて面白かった。
あと、突然ロケに来た私たちに、全員分のお皿を用意してくれて、採ったばかりのミョウガをおいしく食べるために自分たちのお昼ご飯のお寿司をごちそうしてくれたのが、むちゃくちゃおいしかった。それが妹さんの思い出のお寿司だったらしくて。そして、いただいた卵焼き! オムライスぐらい厚みのある卵焼きで…。おいしいご当地料理を食べたときってワクワクするけれど、とてもうれしかったです。
このロケは夏休みの最後に最高の思い出になりました。私にはいわゆる田舎がないので、こういう田舎にきてああいうことするのは、人生のやりたいことリストに入っているくらいのあこがれの一つで、めっちゃキラキラした夏休みでした。
――国道439号を通ってみてどうでした?
すごく怖かった。ずっとお祈りしながら乗っていました。頭の中に“国道を調査中のフワちゃん、転落死”っていうニュースが頭の中に浮かぶくらい怖かった。現実にならなくて良かった。あれを通勤に使っている人たちは、頼もしかった。怖い道なのに、「大丈夫、慣れているから」っていう地元のおじさんにキュンとしちゃいました。
――今まで通った気になる道はどこですか?
ハワイにカカアコっていうウォールアートの道があるんです。街中がウォールアートになっている。こんなカラフルな女が、そんなカラフルな道で写真撮ると、地球全体の色がここに集まったような感じで…。主人公になったような気持ちになれてお薦めです。
――ロケをした国道439号のみどころは?
グネグネカーブがすごい、坂道がすごいというだけじゃなくて、実際に落ちているバスが見えたり、ガードレールがメタメタになっていたり、迫力満点です。ロケバスに乗っているフワちゃんのビビリちらしているところも注目してください。普段、大御所にタメ口きいて偉そうにしているフワちゃんとは違って、チワワみたいに小さくなっているフワちゃんが見られます。
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