――まずは先日最終回が放送されたFODドラマ「アンサング・シンデレラ ANOTHER STORY〜新人薬剤師 相原くるみ〜」について。
医療系のドラマに出てみたいと思っていたので、出演が決まった時はすごく嬉しかったです。私が演じた長谷川愛里ちゃんはバッドキアリ症候群という難病の患者だったので、病気のことや肝臓の位置などを調べたりしました。それと、監督さんから黒澤明監督の「生きる」という映画を勧められて見ました。その作品の中に歌うシーンがあるんです。
――出口さんもドラマの中で歌うシーンがありましたね。
“ねがいごとリスト”を作って、それを一つずつ叶えていくという中で“歌うこと”もありました。他にもスプレーで絵を描いたり、廊下を車椅子で走ったり、シャボン玉で遊んだり、楽しんで撮影ができました。
――演じた長谷川愛里はどんな女の子でしたか?
すごくしっかりした子でした。監督さんから「普段はすごく明るくて病気を感じさせないぐらい元気な子を演じてほしい」と言われていたので、常に元気でニコニコ笑ってる子を演じました。
――主人公・相原くるみ役の西野七瀬さん、同じ入院患者・未輝斗役の一ノ瀬颯さん。このお二人とのシーンが大半でしたが、共演された印象を教えてください。
西野さんはテレビで見ていた通り、落ち着いた雰囲気の方でした。でも、話してみるとすごくニコニコしていて優しかったです。一ノ瀬さんもこのドラマで初めてお会いしたんですけど、気さくな方でしたね。役は同じ高校生なんですけど、実年齢は一ノ瀬さんの方が私より年上なんです。でも、そんなことを感じないぐらい話しやすかったです。
―一ノ瀬さんとは、関取花さんが歌う主題歌「今をください」のMVでも共演。
はい。すごく素敵な歌で、MVに出演できてうれしいです。MVはドラマとリンクしていて、ドラマで使った小道具も出てきます。ドラマはFODで全5話配信中なので、もうMVを観てくださった方も、ドラマを全話観てからもう1回見てもらいたいです。
――主要キャスト、そして主題歌のMVにも出演し、思い入れの深い作品になりましたね。
自分にとって、すごく成長できた作品になったと思います。医療ドラマにまた出たいと思いましたし、もし出演できるのだったら次も患者さんの役がいいです。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)