SKE48が“松井珠理奈卒業シングル”のリリースを発表「次のセンターは誰だ!?っていう目線でも見てくれたら」

2020/10/06 11:10 配信

アイドル

「SKE48 12th Anniversary Fes 2020 ~12公演一挙披露祭~『12周年特別LIVE』」(C)2020 Zest,Inc.


――では、そうやって注目している後輩を、可能でしたら教えてください。

松井:いますけど…正直3人くらいいますけど、いやー言いたくないですね(笑)。それは多分、私の卒業コンサートとかを見ていれば分かると思います。

“継承”じゃないけど、そういうこともできたらいいなって思ってるし、でもSKEのメンバーは誰がセンターになってもおかしくないレベルだと思いますよ。それはいつも感じますし、今回12周年のイベントを通して見て、「この子もいいな」とかいろんな発見があったので楽しみですね。

――皆さん3日間でいろいろな公演に出られましたけど、レッスンや本番の中で懐かしく思い出したことなどはありましたか?

松井:1期生は何か一つのことを決めるときに、“円になって話す”っていうのがあったんですよ。それをやりたいなと思ったので、今回の「手をつなぎながら」公演で、「この曲はこういうイメージで歌いましょう」とか、全体的にこういう気持ちを伝えたい公演なんだよっていうのを円になって話したのが懐かしいなって思いました。

斉藤:私は自分が公演デビューしたときの演目の「会いたかった」公演に出演させていただいて、今は高柳明音ちゃんがオリジナルメンバーとして残っているんですけど、今回は一緒に出られなくて。

江籠裕奈ちゃん、上村亜柚香ちゃん、9期と10期の研究生のメンバーとやらせていただいたんですけど、やっぱりキャリアや所属年数の差があるので、私もみんなも思うように踊れていなかったり、気持ちもパフォーマンスのレベルも追いつかなかったりって段階があったんです。

それでもみんな泣いたりしながら、「もう終わりですよ」って言われるまでレッスン場でずっとひたむきにレッスンしたり、同じステップを何回もやったりして、曲が鳴って気持ちが伝わって来なかったら曲が止まって「もう1回!」みたいなレッスンじゃないけど、そういう“SKE48らしさ”を伝えられる公演だったかなって思うので、この9期と10期の研究生に今回直接教えられて良かったなって思います。

(研究生は)これから劇場でのアンダーデビューとかもしていくと思うんですけど、その糧になるような公演になっていたらうれしいですね。

古畑:「逆上がり」公演に真木子さんと都築里佳さんとオリメンとして出ていたんですけど、二人ともめちゃくちゃ本番にギアを上げるんですよ。30cm跳べばいいところを1mくらい跳んだり(笑)。

斉藤:盛るじゃーん(笑)。

古畑:今回も、練習の時から二人ともバキバキに踊っていたんですけど、本番めちゃめちゃギアを上げてきたので、「変わってないな~」って思いましたね。当時は後輩だったので、後ろから先輩の姿を見ていたので、その姿をまた見られるとは思ってなかったから、やっぱり先輩が前にいてくれるのって、すごく後輩の勉強になるなって改めて思いました。

――名古屋でSKE48というアイドルグループが12年間続いた原動力は何だと思いますか?

斉藤:地元の方の応援が大きいなって思いました。いろんなアイドルグループ、姉妹グループも増えてきた中で、やっぱりもう一度原点に戻ろうと、愛知県の方々にもっと応援してもらおう、もっと愛してもらおうと活動した期間があって、そこで名古屋で愛されてるんだな、名古屋で活動してきて良かったなって改めて感じられました。

だからこそ、過去の話にはなってしまうんですけど、ナゴヤドームでコンサートをしたときとかは、とてもたくさんの方に足を運んでもらったし、たくさんSKE48の名を知ってもらったとは思うので、原点の名古屋、愛知県で愛されるっていうことを続けていきつつ、今回の生配信ライブのような新しい形でもっともっといろんなものに挑戦できたらいいなとは思っています。

松井:立ち上げ時のスタッフさんとかと話していると、最初に“SKE48をつくる”となったときに、いろんな人から「無理だよ」とか、「絶対続くわけない」「人気出るわけない」ってすごく言われたって聞くんです。

それを絶対に見返してやりたいみたいな話を結構していたので、本当にそう思われていたんだなって思っていたんですけど、私たちは子供だったし、直接聞いたわけでもないから分からないじゃないですか。しかも、私たちも実際こんなに続くと思ってやってなかったので(笑)。

正直、自分が12年ここにいるっていうことにはビックリしたんですけど、(SKE48が12年続いたのは)多分、AKB48の存在が大きいのかなって思いますね。先輩がいるっていうことで、それをライバル視してた。そこにどんどん後ろからも同じ“48”が迫ってくるっていう、この間に挟まれている感じが良かったんじゃないかなって。

追う立場でもあるし、追われる立場でもあるっていうのが、メンバーの活動する源っていうか、進まなきゃ進まなきゃと思えるモチベーションがあったっていうのが一番大きいんじゃないかなって思いますね。

古畑:私はファンの方の力がめちゃめちゃ大きいなって感じることがあって。こうやって会えない期間を過ごしているけど、それでも安心感をくれるというか、まだ私やSKE48に“ついて行ってるよ”っていうことを示してくれることが、すごく安心につながります。

普段からずっと熱いファンの方たちがいてくださるからこそ、スタッフさんたちと何をしたいかを話しているときに、こういうものを届けたいんだという気持ちを示せるところはあると思うので、そうやってお互いがお互いを思って活動できているのがすごく私はいいなって思います。