――以前のインタビューで、今後取り組みたいテーマに「女性の活躍」を挙げられていました。どんなことを考えられていますか?
働き方改革や、男性の育休取得、女性の管理職を増やす動きなどについて、女性だけの話ではなく、男性も当事者であるというアプローチで、取材していきたいと考えています。ジェンダーギャップが世界121位というのは、将来世代に積み残したくない課題だと思っています。
――そうしたテーマと直面することになる現代の若者をどう見ていますか?
自分の若い頃を顧みると、今の若い世代は、社会貢献の意識を若い時から持っていることに驚かされるし、そこにとても期待を寄せています。
政治の劣化を感じるのと対照的に、若い世代を見ていると、成熟社会というのはこういうことなんだろうなと思わされることが多くあります。
――政治への不信感は強いように見受けられます。
コロナ施策で翻弄(ほんろう)される中、個人的には、政治への不信感を募らせるだけではなく、自分で判断して行動することの重要性も再認識させられました。
ただ、政治の役割は社会的な弱者を救済することですので、為政者が権力をどのように使っているか、厳しい目で見ていかなければという思いは強く持っています。
――そうした思いをもって、今後も番組でメスを入れていくわけですね。
政治に限らず、おかしなことは見逃さず、当事者の声に耳を傾け、現場を歩いて行きたいですね。40年の歴史に恥じないよう、これからも、大人としての良識を感じていただける、信頼の置ける番組を届けていきたいです。
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