BEYOOOOONDS主演 演劇女子部「アラビヨーンズナイト」が開幕 西田汐里「全員のパワーを感じていただけるように」

2020/10/09 21:15 配信

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BEYOOOOONDSが出演する演劇女子部「アラビヨーンズナイト」が開幕した※提供写真


BEYOOOOONDSが出演する演劇女子部「アラビヨーンズナイト」公演が、東京・こくみん共済 coop ホール(全労済ホール)/スペース・ゼロにて、10 月9 日より開幕した。同作は、現代の女子高生2人組が突如「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」の世界に飛ばされ、そこで活躍していく物語。主人公の女子高生である荒井美鈴を西田汐里、美鈴と行動を共にする親友の内藤しとねを岡村美波が演じる。

2人が呼び寄せられた世界では、もう一人の主人公といえる従者・シェへラザード(山崎夢羽)が国民を石に変える暴君・シャハリヤール(前田こころ)に毎夜さまざまなおとぎ話を聞かせることで王を楽しませ、その蛮行を食い止めていた。

ところがついに話の種が尽き、万事休すというところでシェへラザードは美鈴、しとねと奇跡的な出会いを果たす。美鈴はシェへラザードを助けるべく、自らも物語を作り出しシャハリヤール王に披露するのだが…、という内容。

美鈴としとねの登場により、話は思いがけぬ方向へと転がっていき、自信家の美鈴が異世界での出来事を通して壁にぶつかり、成長していく姿は同作の芯になるところ。同時に、シェへラザードとシャハリヤールの縁から生まれる愛の物語の行方には、最後まで観客をハラハラさせられることになる。

また、シャハリヤール王の乳母・ジラ(高瀬くるみ)の放つ存在感や、物語を盛り上げるキャラクターたちにも注目。アラジン(島倉りか)やアリババ(江口紗耶)、シンドバッド(平井美葉)、ヌレンナハール姫(一岡伶奈)など、アラビアンナイトの有名な住人たちに加え、“ランプの魔人”マジー(清野桃々姫)、盗賊の親玉をはじめいくつもの役を当意即妙で演じるアミン(里吉うたの)、“音効さん”レイラ(小林萌花)といった個性豊かな配役が、きらびやかなミュージカルテイストで舞台を盛り上げ、笑いと感動を生み出す。

劇中には、突然BEYOOOOONDSの曲が始まってしまうのではないだろうかと思わせるような節回しなど、ファンにとってはニヤリと楽しめる小ネタもあり、舞台だからこそ深堀りできる演技の力も見られ、BEYOOOOONDSならではの多彩で勢いのある作品にとなっている。

演劇女子部「アラビヨーンズナイト」は10月18日(日)まで上演。会場では新型コロナウイルス感染対策が十分に取られ、座席もソーシャルディスタンスを保った配置になっている。