TBS開局60周年記念の集大成として製作され、10月16日(日)から放送されるドラマ「南極大陸」。物語は、木村拓哉演じる第一次南極越冬隊副隊長で地質学の研究者・倉持岳志が、戦後最大の国家プロジェクトとして、南極大陸に仲間や樺太犬と共に命懸けで挑むもので、ことし2月から半年以上にわたった撮影の全てが終了となった。
撮影を終え、木村は「一つ一つ乗り越えることが楽しみに思える現場でした。監督が熱望しているものに対してスタッフもキャストも一丸となって一喜一憂していました。また。『南極大陸』という内容が今の日本にすごくリンクする部分も多いので、今は自分たちができること一個一個を全力でやって、ドラマを見ていただける人たちに届いた時に、少しでもいいから前へ進んでいくエネルギーや、踏ん張る支えになるものにしようと、みんなで話し合って撮影に挑みました」とコメント。
また、これまで木村拓哉のほかに、堺雅人、山本裕典、緒形直人、柴田恭兵、香川照之のキャストが発表されていたが、今回、新たに木村多江、芦田愛菜、仲間由紀恵、佐藤隆太、渡瀬恒彦らのキャストが発表された。
「企画書の段階から号泣。台本読んで号泣。オンエア見たら立ち直れないんじゃないかっていうぐらい泣きそうな気がするぐらい。それくらいいろんな思いが詰まっているドラマ」と語る木村は、イヌ係になった倉持に樺太犬のことを一から教えた北海道大学名誉教授・古館教授の娘・綾子役を演じる。その綾子の娘・遙香役で登場する芦田は、「イヌが大きいって聞いていたので、ちょっとドキドキしたんですけど、ふわふわしてかわいかったです。イヌへの愛情がたくさんのドラマなので、ぜひ皆さんにも見ていただけるとうれしいです」と話し、自身もドラマが放送されるのが待ち遠しい様子だった。また、倉持の父親役の渡瀬恒彦は、'83年に公開された高倉健主演の映画「南極物語」にも出演。「いろんな意味を含めて運命的な気がしますね」と思いを語った。
ほか、仲間由紀恵は倉持の妻・ゆかりを、佐藤隆太は、南極に残してきたイヌたちの生存を信じて倉持と南極へ向かう第三次南極観測隊の隊員・安藤道雄役で出演する。
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