記者会見後半は、昨年まで3年間イギリスに渡っていたという加藤の留学の話へ。
2011年に出演したミュージカル「レ・ミゼラブル」の演出陣がイギリス人だったことから「英会話ができるようになりたい、イギリスの演劇に触れてみたい」と考え、留学を決意したという加藤。
イギリスに行って驚いたことを聞かれ「英語が飛び交っている国かと思ったら、耳を澄ますとほかの言語も聞こえてくる。完璧ではない英語を話す人たちもいて、支え合ってる国なんだなと思いました」と振り返った。
寮生活については「洗濯もお風呂も身の回りのことは全部、自分でやらないといけないというのは新しい冒険でした」と言って、日本で家事をしてくれた親への感謝の言葉も。
また、学校ではサッカー部に入部していたと言い「対戦相手はみんな180cmくらいの大きな選手ばかり。そんな相手とどう戦っていくか考えたり、寮生たちと毎日ボールを蹴ったりしてたのは貴重な体験でした」と語った。
そんな記者会見終了後の囲み取材では、本格的に役者を目指したきっかけについて質問も。
野球部所属でプロ野球選手も目指していた中学生当時の2015年、舞台「六本木歌舞伎『地球投五郎宇宙荒事』」で共演した市川海老蔵から「ここまでの役者のキャリアを捨ててまで、野球をやりたいのか。役者なら野球選手の役もできるぞ」と言われ、役者の道を目指すことにしたという。
「海老蔵さんのさりげないひと言がきっかけになりましたし、結果的にそれが留学にもつながりました」と語った加藤。
最後に取材陣から「日本語と英語であいさつを」と振られ「今日はありがとうございました。Thank you for listening!…大丈夫ですかね、こんなんで(笑)」と照れつつ、舞台を降りた。
取材・文=青木孝司
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