今回の監督デビューで「夢がひとつ叶います」と話す池田。作品を世に送り出すにあたり、「無邪気に夢を抱くことが難しくなっている昨今。時間が過ぎるたびに正体不明の焦りを感じるこのご時世を生きる若者に、深く共感しながらも、なにかささやかな手助けは出来ないだろうかと考え、この作品をつくりました。私は諦めてしまっていた青春を、素敵な役者陣が見せてくれました。生まれてはじめての感情に触れた瞬間に立ち会わせてもらえたことがなによりも幸せでした」とコメントしている。
池田エライザは、類まれなプロデュース能力を持つ表現者でありクリエイターである。だからこそ、その思いは力強く伝わり、多くの共感を得る。そして、結果として数々の評価を得る。本作はすでにその新人らしからぬ演出力で、韓国の全州国際映画祭、中国の上海国際映画祭で高く評価されている。まだ24歳。次はどのような形で、その才能を見せてくれるのだろうか。
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