映画「鬼ガール!!」“田舎嫌い”の瀧川元気監督が地元・奥河内で映画を撮った理由

2020/10/13 12:55 配信

映画

「鬼ガール!!」場面カット(C)2020映画「鬼ガール!!」製作委員会


現在大阪にて先行公開中、10月16日より順次全国公開する映画「鬼ガール!!」。井頭愛海が映画初主演を務め、高校生のフレッシュな学校生活を描いた王道青春ストーリーだ(ヒロインが“鬼”であることを除けば…)。

そんな本作は、大阪府河内長野市協力のもと、市内全域でロケを行い地域の魅力も詰まった“地方創生ムービー”。メガホンをとった瀧川元気監督は河内長野出身で、立命館大学を卒業後は大阪出身の三池崇史監督に師事し、映画やドラマの助監督のほか志賀・奈良でのロケーションコーディネートなども行ってきた。

そんな瀧川監督が本作に込めた思いを、プロダクションノートから読み取ってみたい。

ちりばめられた奥河内の観光名所


映画「鬼ガール!!」は、今も鬼伝説が残る大阪の秘境・奥河内を舞台に、主人公・ももかが“映画作り”にかける日々を描く青春物語。

「鬼ガール!!」場面カット(C)2020映画「鬼ガール!!」製作委員会


鬼族の血をひく“鬼”であることにコンプレックスを持ちながらも、憧れの高校生活に奮闘するももかは、大阪府出身で2016年度後期のNHK連続テレビ小説「べっぴんさん」でヒロインの娘・さくらを演じた井頭愛海が務める。

そのほか、ももかの幼なじみ・蒼月蓮役に板垣瑞生、ももかの恋のお相手となる先輩・神宮寺岬役に上村海成。学校イチの美女・松丸星愛姫役で桜田ひよりが出演する。ほか、吉田美月喜曽野舜太深尾あむ、末次寿樹らフレッシュな若手キャストたちが集結する。

劇中では、日本の棚田百選にも選ばれた下赤坂の棚田や情緒ある“鬼住橋”、中世文化遺産でもある金剛寺など“中世に出会えるまち”河内長野のどこかなつかしい風景がふんだんに登場する。