解禁された冒頭7分のノーカット映像では、名匠ジョン・ウィリアムズによる「スター・ウォーズ」のテーマを彷彿とさせる力強い音楽と、宇宙空間に登場するパースのかかったクレジットが流れ、いきなり心を鷲づかみされる。
続いて「エピソードIII ヴィレヴァン!の逆襲〜」というフレーズを目にした途端、血湧き肉躍るはず。なるほど、ドラマの第1弾、第2弾とくれば、映画は確かに第3弾“エピソードIII”となる。これを目にしただけで、全シリーズに関わっている後藤庸介監督と脚本家のいながききよたかのサブカル愛がびんびんに伝わってくる。
その後、「スター・ウォーズ」シリーズ同様に、映画の世界観がちゃんと解説される。特に映画版は、いきなりSFという変化球な展開だから、フラットな映画ファンが振り落とされないための配慮でもあると思う。そして「この映画は、実話を基にしたフィクションである」ということもしっかりアピール。
続いて、ヴィレヴァンのコンセプトがテレビ映像で流されるが、なんとそのテレビがバットで破壊される。これはただごとではない。どうやら、政府に包囲された杉下たちが完全武装し、ヴィレヴァン内に立てこもっているようだ。「サブカルなど、この世界にいらない!」という怒号を浴びた杉下は「そんなこと、絶対ない!」と力強く反論する。
ヴィレヴァンの魂ともいえるサブカルが、政府によって有害とみなされ、監視&コントロールされてしまうなんて!まさに、シリーズ始まって以来の一大事である。果たして、杉下たちの運命はいかに!? この冒頭7分の映像は、本編への呼び水としては申し分のない内容といえそうだ。
「リトル・サブカル・ウォーズ~ ヴィレヴァン!の逆襲〜」は、主演の岡山をはじめ、森川葵、最上もが、本多力、柏木ひなた(私立恵比寿中学)、平田満、滝藤賢一など、ドラマ「ヴィレヴァン!」の主要メンバーは全員続投。また、映画版スペシャルゲストとして、萩原聖人、安達祐実が参戦している。スケールアップされた映画版で、岡山たちと、どんな化学反応を見せてくれるのか、大いに期待したい。
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