芳根は、遼一の幼なじみで幼少期に起きたある事件の記憶を失っている真希役を務めた。「苦しすぎて、涙が止まらなくなったシーンもありました。役を引きずるタイプなので、カットがかかった後も、苦しさが自分にのしかかってきて」と振り返る。撮影を通して「強くなった」と言う芳根。「性格的に守りに入ってしまうところを、殻を破って、さらにお芝居の幅が広がった」と、新たな発見があったことを語った。
平川監督は作品について、「誰でも間違いを犯す可能性がある人間の弱さと、それでも生きていくたくましさを描きたかった。今この時は一瞬だけど、本作を通じて、三人とまた会うことができて、それを見てくださる人がいるというのは財産だと思います」とコメント。
そして山田は、「いい映画です。すてきな、きれいな映画。今の時代、写真も動画もデジタルで何でも残せるけど、作る側の立場として、本当に心に響くものをもっと追及して、皆さんの“記憶”に残るような作品やエンターテイメントを届けることができたら」と話した。
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