NMB48を卒業後、歌手として多方面で活躍を続ける山本彩。新型コロナウイルスの影響により中断していた全国ツアー「山本彩 LIVE TOUR 2020 ~α~」のファイナル公演が、無観客配信ライブとして開催され、この模様が10月25日(日)夜6:30よりWOWOWにて放送される。
その放送に先駆けて、山本自身にファイナル公演に懸けた想いや、コロナ禍で思ったこと、さらには新曲について語ってもらった。
――ツアーファイナルを無観客配信で行うと決まったとき、どう思いましたか?
素直に嬉しかったです。コロナでライブツアーを中止したことは仕方ないのですが、やはり悔しかったですし、この先またライブがいつできるか分からず不安でしたから。ファイナルという、けじめをつけることができたのもいいなと思いました。
ライブ前にバンドメンバーと集まってリハーサルをしたのですが、もうそのときから楽しくて。メンバーのみんなもすごくテンションが高くて(笑)、一緒に音を鳴らせる喜びを感じました。
――ライブをした感想を聞かせていただけますか?
ライブができない期間はずっと制作をしていたこともあり、内にこもる”引きこもり”みたいな状態で。その反動もあって、「ライブっていいな」とつくづく感じましたし、私にはなくてはならない存在だと実感しました。
ライブ中に後ろを振り返るとバンドメンバーが私を見守ってくれていたのも、心強かったです。皆の顔を見ると、緊張が解けたり、「よし、もっと頑張ろう」って思えた。ずっと同じメンバーでツアーをやってきたので、単なるサポートメンバーではなく、音楽を一緒にやる仲間だなって改めて思うことができました。
――通常のライブと無観客では、どのような違いを感じましたか?
通常のライブでは、遠くて来られない方もいたり、ライブハウスなどでやると見えにくいという人もいると思うんです。ですが、配信ライブはどんな方も見ていただけるところがいいなと思いましたし、映像を通してライブの空気感が伝わるよう、お客さんがいなくても熱のこもったライブをしようと心掛けました。
また、いつも私を応援してくださる皆さんに、一番最初に届けたかったので新曲も初披露しました。
ライブでは、観てくださる皆さんに協力していただいて、会場に歓声や声援が届く仕組みになっていたのですが、それがあることで、より生=ライブを作ることができたと思います。あの声があったおかげで、なんというか……自分としては普段のライブをやる感覚でできたのが何よりでした。
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