山本彩「“挑戦するライブ”のほうが成長できる」、無観客ライブに懸けた想いを語る

2020/10/12 20:02 配信

音楽 インタビュー

ライブに懸ける想い「大変だとわかっていても楽な道は選ばず、挑戦する」


――モニターに映し出されたシルエットと一緒にダンスするような演出は、とても素敵だなと思いました。かなり練習を重ねましたか?

しばらく踊っていなかったので、ちょっと戸惑いましたね(笑)。シルエットの映像も事前に撮った自分なのですが、ツアーが始まる前に収録したときに、いざ踊ってみたら膝ががくがくでした(笑)。なので、ツアーでもダンスは一番心配なところではありました(笑)。

ですが、自分が安定して“できるライブ”をやるより、自分が“やりたいライブ”“挑戦するライブ”のほうが成長できると思うんです。だから、大変だとわかっていても楽な道は選ばず、挑戦することにしました。

――ダンスに挑戦する一方で、アコースティックとエレキギターもたくさん演奏されていましたね?

結果的にそうなりました。エレキギターは特に何本も用意したので、「持ち替えが多い」って指摘されたりして(笑)。「あの曲もやりたい」「この曲も聴いてほしい」と思うとつい。

映像だとどんなギターを使っているかも分かりやすいと思うので、そういう点も楽器が好きな人、ご自分で演奏する人に注目していただきたいです。

――衣装に関してもこだわりを感じましたが、自分でデザインしたのですか?

今回は、ほぼすべてにおいて私の思いを形にしました。最初の白い衣装は「イチリンソウ」のイメージです。あの楽曲は凛(りん)としたピュアなイメージがあると思ったので、それが出るような真っ白で、直線的でストンとしたシルエットの衣装にしたいと思いました。

ダンスパートで着たシースルーのパンツスーツは、動きがあるところでシアーな素材を使ったら光がキラキラと反射して映えるんじゃないかと思ったからです。

デニム素材のドレスは、まず私がデニムが大好きだから使ってみたくて。それに、デニムって中性的な素材だと思うので、ドレスにしてもかわいくなりすぎないところもいいなと。どんな楽曲にも違和感ないなと思ったので作っていただきました。

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