真矢ミキ「何が大切なのかが浮き彫りになってきている」コロナ禍での第3弾放送に心境を告白<さくらの親子丼>

2020/10/15 06:00 配信

ドラマ

「さくらの親子丼」より(C)東海テレビ


真矢「自粛中に料理が上達した」


――「アンサング・シンデレラ」(2020年、フジテレビ系)からの連投になりますが、パワーをつけるためにやっていることがあれば教えてください。

ありがたいことに自粛中に料理が上達したので、自分にも振る舞いたいと思います。人に作ろうと思うと、品数や栄養を考えて頑張れるタイプなのですが、自分のことになるとひどいんです(笑)。

なので、自粛中にそこを直そうと思い、健康体になりました。たまにはお弁当なんかも作って(現場に)持っていこうかなと思っております。

――どのような料理にチャレンジしましたか?

デミグラスソースをソースから作りました。本当に大変で、もう二度と作るかと思いましたね(笑)。でもおいしかったです。ただ、大量にできたのでハンバーグとかが3日間くらい続きました。

いろいろ作りましたが、一回りして、簡単で素材が少ないものでおいしいもの、これが一番楽しくて。辿り着いたのは、簡単だけど手が込んでいるように見えてというものが、全部私の母が作ってくれていたものだったと気付き、「母は忙しかったんだな」と今さらしみじみ思いました。「ありがとう」と思うのと同時に、「なるほど」と思いました。

例えば、ロールキャベツ、親子丼、お雑煮などが食卓によく出ていた気がしますが、母もこうやって主婦をして私たちを育ててくれたんだなというところまで辿り着きました。私も母に似て、食材少なく時間短縮で簡単でおいしいものを作るようになりました。

――女優人生の中でさくらという役はどんな存在ですか?

最初は(さくらという役が)自分に似ていると思いました。もうちょっと歪曲して物事を捉えてもいいし、横目に捉えてもいいことが大人になると増えてくると思いますが、見えてしまっているものを見ざるという風に過ごした方がいいときもある、というのが全くきかないタイプで。

さくらは自分が演じたことによって(さまざまなことを)気付かせてくれる人物だと思いました。正義だけが全てじゃないなとか、優しさだけが全てじゃないなと、いろいろなことを自問自答するようになりました。いろんな優しさがあっていいなと思いました。自分を成長させてくれる役ですね。

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