「面白いから見てみてね!」と担当広報さんからお薦めしてもらった「『相棒』20周年特別配信」での右京役の水谷と亘役の反町の仲良しエピソードに、にやにやしたのはつかの間。第1話では最初から最後まで、見逃せない衝撃的な展開に「うわー!」「えええ!」「そうきたか!」と声を上げ続けることになった。
「白バイ隊員襲撃事件」「謎の転落事故」だけでも、ストーリーにかなりの厚みがあるが、これだけで終わらないのが「相棒」なのだ。
気になることはとことん調べる捜査方法や、思わずくすっと笑ってしまうような右京と亘のテンポのいい会話は変わらずだが、「相棒」というドラマは、毎回、新しい要素を盛り込んでくることを忘れてはいけない。
テーマの一つは「VR=仮想現実の世界」。「謎の転落事故」で転落死した男性が生前、VRの世界に構築された“仮想国家”に傾倒していたことが発覚し、右京たちは仮想国家を築き上げたIT長者・加西周明の元へ。
右京たちが体験する世界を同時進行で、視聴者も体験することができる。特別な装置を装着せずとも、右京の視点も、亘の視点も楽しめる映像に「相棒ワールド」のすごさをひしひしと感じた。
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