TBS系で、9月17日(土)に放送される「世界ふしぎ発見!」が番組放送1200回を記念した拡大スペシャルとなる。放送1200回を記念して、9月29日(木)に最終回を迎えるTBS系ドラマ「橋田壽賀子ドラマ 渡る世間は鬼ばかり」の出演者らがスタジオに登場。
'86年4月19日に放送開始した同番組は、〝歴史と遊ぶ〟というコンセプトのもと、宇宙の誕生から現代の人々の暮らしまで、時間と空間を飛び越えてスケールの大きな話題を取り上げ、歴史に出会い、共感し、感動できる番組作りを続けてきた。
今回の拡大スペシャルでは、三蔵法師もたどったとされる中国・シルクロードの絶景をテーマに、ゲストとレギュラーメンバーが2人1組のペアを組み、クイズに挑戦する。番組のファンだという泉ピン子は「大好きな番組のひとつでよく見ているけど、なかなかクイズが当たらないから、スタジオでは頑張りたい」と抱負を語る。
初回から一度も休むことなく司会を務めてきた草野仁は「どうしてここまで続けることができたのか考えてみたのですが、レギュラー出演者の皆さんが、番組の中での立ち位置をきちんと築いて下さって、視聴者サービスに撤してこられたってこと。もう一つは、番組スタッフの方々が時代のトレンドをしっかりつかみ、一歩先をいく情報を提供して下さったからだと思います」とあいさつを。
また、毎回見事な博学ぶりを披露する黒柳徹子は「私は歴史の授業を受けたことがない時代に育っていて、ずっと歴史にた対してコンプレックスを抱いていて、この番組は歴史が学べるクイズ番組だとお聞きしたのでお引き受けしたんです。収録するテーマを教えてもらって10冊くらいの本を読んで勉強しているので、1200回分のテーマを学びました」と陰ながらの努力を明らかにした。
さらに、21歳から番組に出演を始めた野々村真は「今47歳になりまして、人生の半分をこの番組で生きています。この25年間の間に結婚もして子供も生まれましたけど、家庭が円満にやっていけているのもこの番組が長く続いていてくれたからだと思います」と番組へ感謝の気持ちを述べた。これに対して黒柳は「この番組へ出演し始めてからもまだまだ新婚旅行に行くチャンスがあったんです。だから、『新婚旅行はここが良いかな?』と考えながら出演していたんですけど、野々村君が問題の答えを予定よりも長く15分とか考えるから収録が押して、収録後にデートもできなかったの。25年間も出演している間に婚期を逃しちゃったわよ」と、クレームを付けると野々村は反省の面持ちを見せた。
すると、番組内で黒柳を〝お母さん〟と呼ぶ板東英二が「僕は本妻と結婚50年を迎えまして、最近の芸能界は年の離れたお相手と結婚される方も多いみたいですが、もし僕が再婚するならばそれは黒柳徹子のみでございます。その時は板東徹子となり、この番組の最終回には、徹子と英二がバージンロードを歩くことをご期待いただければと思います」と会場を沸かせたが、黒柳からは「たいして年齢も違わないのに板東さんが私を”お母さん”と呼ぶのが不愉快。あなたのような子供を産んだ覚えもなければ、板東さんと新婚旅行に行く気もありませんからね」と一喝されてしまった。
そして、記念すべき放送1200回目のミステリーハンターを務めた宮地眞理子は「小さいころから見ていた番組で、ミステリハンターとして1200回記念という場にいられることが本当に光栄です。私は、げてもの料理を食べることが多いミステリーハンターと言われていますが、これからも出演者の方とスタッフの方ともっともっといろいろな国のミステリーをお届けしたいと思いますのでよろしくお願いします」と今後の意気込みを語った。
最後に、黒柳は「勉強しながら出演料がもらえるなんてこんな良いことはないなと思っております。紹介された国は、もう自分で行った気になって人にお薦めしたりしているんです。本当に大好きな番組で、毎週ワクワクしながら収録に挑めているのは幸せなことだと思っております。これからもずっと続いていくことを祈っております」と熱いコメントを述べ、会見を締めくくった。
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