自伝的エッセイが映画化決定! あら恋・劔樹人が自身の青春時代と“ハロプロ愛”を語り尽くす

2020/10/16 05:30 配信

バラエティー

劔樹人 インタビュー


近年はエッセイスト・犬山紙子の夫としても広く認知されている劔樹人


――今回の収録を終えられていかがでしたか?

劒樹人:始まる前はめちゃくちゃ緊張してまして…最近はツイートする時も緊張するんですよ。自分でものすごい校正して、妻にも「これ言ってもいいかな?」って見てもらったり。

つぶやいてから後悔することもあるので、それがテレビとなるとサービス精神でなんか言っちゃいそうで緊張しますね。一個一個「これは大丈夫」って確認しながら話したのできっと大丈夫なはずです。原さんの方がまずいこと言ってましたよ(笑)。

――MCの水道橋博士さん、原カントくんとの共演はいかがでしたか?

劔:気心知れた原さんとほぼ初めましての博士さん、あと、カメラがあるということでやっぱり緊張しましたね。僕、シングルタスク人間というか一度にいろんなことを処理できないんです。だからテレビは向いてないですね(笑)。じっくりじっくり直しながら文字書いたりする方が向いてますね。

【写真を見る】自身の青春時代を描いたコミックエッセイが、まさかの松坂桃李主演で映画化!


――このほど映画化が決定したエッセイ「あの頃。~男子かしまし物語~」で描かれている時代は、どんな本を読んでいましたか?

劔:お金もなかったので、古本屋で買ったどうでもいいものを一生懸命読んでましたね。宗教についてとかサイコパスな人についてとか…(笑)。でもどれだけ頭に入っていたのかわからないです。もっとそういうぼんやりした時代に何か知識を積み上げたかったなっていう気持ちがすごくありますね。

――本の好みは今も変わらずですか?

劔:ずっと変わらずに好きなジャンルは怪談とかオカルト。あとは未解決事件とか。ホラー映画の原作本とか原作が出た時点で買ってたりするんですよね。

「ぼぎわんが、来る」や「残穢」なども発売当初に読んでいました。実は今日もどこかで話がつながればと思って、柴崎友香さんの「かわうそ堀怪談見習い」をポケットに入れて収録に臨んでいました(笑)。

――劔さんにとって“本”とは?

劔:本はずっと好きでいたいですね。言葉の使い方とか上手になりたいし、自分が歳をとって嘘ばっかり言う老人になっちゃたら嫌だなって。「ソースは何だ!」とか「エビデンスがないじゃないか!」とか言われちゃうから(笑)。

今の時代、SNSとかがある以上どこでどう広がって誰かに迷惑かけるかわからないので、ちゃんと本を読んでしっかり真っ当な大人にならないとなって思います。