――テレビ東京のドラマ初出演にして初主演となりますが、感想などお聞かせください。
初めてご一緒させていただけること、率直にとてもうれしいです。しかも、今回は2時間×4話という新しい形式での挑戦をさせていただけるとのことで、今からとても楽しみです。1話1話のボリューム感があるので、メッセージの詰まった作品にしていきたいです。
――「神様のカルテ」初ドラマ化となりますが、オファーを受けた時の感想をお聞かせください。
過去に映画化もされたことがあるとても人気の原作ですし、僕自身もいつか医者という役に向き合ってみたいと思っていましたので、お話をいただいた時とてもうれしかったです。専門的な職業ならではの難しさは計り知れませんが、医療についての知識や心構えなど追求していきたいと思います。
――原作、台本を読んだ感想をお聞かせください。
心がぎゅっと締め付けられるような、でもそんな縛りからそっと救ってくれるようなお話だと思いました。誰もが抱える悩みや不安を、周りの人間が優しく包み込んでくれる温かさを感じました。
一止の仕事は病院の先生としてただ治療することではなく、どうしたら患者が人生に思い残すことなく最期の日を迎えることができるのかというような、ある意味道しるべの掲示なのかもしれないと思いました。
一人では不安な、その時に向かっていく中で、どのようにたどり着くかは医師の導き次第なのかもしれません。演じるに当たり、そのような部分をしっかりと意識して取り組んでまいりたいと思います。
――栗原一止という役を演じるに当たっての思い、意気込みをお聞かせください。
今回僕が演じる栗原一止は、夏目漱石を敬愛していて、その影響で古風な言葉遣いをします。その上一止はかなりのひねくれ者なので、周りからは変人扱いされてしまうのですが、芯の部分にある優しさを僕はしっかり受け止めました。
文学を愛する人はどこか自分の人生までもストーリーの一行一行のように捉えているように感じます。そんな彼の一行を確かなものにするために、心を込めて臨みたいと思います。
――最後に視聴者にメッセージをお願いします。
まるでノンフィクションのようにメッセージ性の強い作品だと思います。自分の大切な人をもっと大切にしたくなるような、温かい作品にしていきたいです。頑張ってまいりますので、ぜひ放送を楽しみにお待ちください。
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