――本作を鑑賞した感想は?
カールスモーキー石井:単純に感動しましたし、こんなに“米”という言葉が出てくる映画、今まであっただろうかというくらい出てきて、この人たちみんな米米CLUBに入れたいなと(笑)。「女性が強い」というのは身に染みて思っていますけど、「あそこまで強いとは!」と映画を見て感じました。
BON:ストレートに感動しまして、自分たちの主題歌が最後に流れたとき、グッときちゃいましたね。米騒動は文字面では知っていますけど、本当に日本の歴史の中でそういったことがあって、家族を守る女の人のエネルギーが素直に伝わってきたので、本当に感動しました。
まさしく今のコロナ禍の時代、これからどうなるんだろうということにおいてもオーバーラップされて。一人一人がちゃんと真っすぐ前を向いていれば何とかなるんじゃないか、と元気をもらえる映画で、すごく良かったです!
――主題歌のオファーがあったとき感じたことや、主題歌「愛を米て」に込めた思いを聞かせてください。
石井:米騒動という言葉は知っているけど、「大コメ騒動」って“大(だい)”が入っている。どんだけすごいんだろうって(笑)。最初、コメディーみたいな感じで、「そこにも“コメ”が入ってるな」と盛り上がり、面白い映画なのかなと思っていたんですけど、脚本を読むと、それだけじゃないなって。
実を言うと、米米CLUBが全員でこーでもない、あーでもないって集まって曲を作ることって意外と少ないんですよ。最初からこの歌はみんなで作りたかったんですよね。
BON:スタジオに入って、石井がギターを弾いて、「こんなメロディーでこんな感じかなぁ」って。「何となくこんなベース弾いてよ」「じゃぁ何となくね」とみんなでセッションしながら作りました。
石井:女性の強さはもう十分映画で描かれているので、このコロナ禍で世界中が苦しんでいる、その中で歌われる曲って何なんだろうって思ったんです。
この映画のためだけじゃなく、この映画から広がっていくような世界が歌にないといけないなって、思うんですよね。みんなを鼓舞するとか元気づけるとかそういうのではなくて、近寄ってて、肩をポンっと優しくたたいてあげたいな、そういう歌であってほしいなって思いました。
――映画の公開を楽しみにしている人へメッセージをお願いします。
石井:女性の持っている強さみたいなものをすごく感じる映画だと思いますし、女性にはもちろん見てほしいですけど、男性も見た方がいいです。
どこか日本男児って、やたらと胸張って男らしく生きていくみたいな風潮がある。でも、中にはそれについていけない男性もいるんですよね。映画を見ると、女性についていった方がいいのかもしれないなって思います(笑)。
BON:最初から最後まで楽しめる。すごく元気もらえるので、ぜひ、見に来てください!
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