常盤貴子と筒井道隆が距離を縮めた“最終兵器”とは!?

2011/09/17 17:00 配信

ドラマ

“運命の夫婦”を演じる常盤貴子と筒井道隆(写真左から)

10月1日(土)から3週連続で放送されるスペシャルドラマ「神様の女房」(NHK総合)の会見が9月16日に同局で行われ、出演者の常盤貴子と筒井道隆が出席した。

同作品は、現在の松下グループを一代で築き上げた松下幸之助と、彼を陰で支え続けて“もう一人の創業者”と称されるまでになった妻・むめのの夫婦の物語。撮影も、実際に幸之助が松下グループを作った時に一緒に建てた豪邸・光雲荘で行われた。普段は松下グループの研修に来た社員だけに解放されており、ドキュメンタリー始めテレビが入ったのは至上初だという。感想を聞かれた常盤は「本当に広大な敷地で文句のつけようがありませんでした。だけれど、あの家で幸之助さんの帰りをただただ待っていたむめのさんは、孤独だったのかもしれない」と真剣な面持ちで語った。

さらに第1話では、幸之助がむめのをビンタしたり突き飛ばしたりと暴力的なシーンが印象的に描かれている。筒井は「けがのないように、って気をつけてました(笑)。暴力的なシーンだけれど、嫌な風に見られないようにしようって常盤さんと話していました」と明かした。それを聞いた常盤は「始め台本を読んで驚きました。だけれど、松下さんの本では知れないこういう日常も知ることのできるドラマになっています」とニッコリ作品をアピールした。

常盤と筒井は、今回で3回目の共演。常盤はつかみどころのない筒井のことを「1回目と2回目にご一緒した時は『意味わかんないこの人!』と思ってました。スターウォーズの話ばかりするかと思ったら、忘れ物をしたとか言って私を舞台上に置き去りにするし本当に自由な人なんです(笑)」と明かしたが、今回の撮影では漫画の趣味が合い、意気投合した様子。「2人ともONE PIECEの漫画が大好きで、煮詰まってきたらとりあえずONE PIECEの話をしとけばいいかなと思ってました」と笑顔を見せた。そしてその後「筒井さんがいてくださったから今回のドラマができたと思っています」とフォロー(?)し、筒井も「常盤さんがいてくださったからできました」と返して記者陣の笑いを誘った。

今回の脚本は、大河ドラマ「独眼竜正宗」など数々の名作ドラマを生み出してきたジェームス三木。ジェームス三木は「昨今のテレビドラマは何もかも説明してしまって、視聴者から想像する楽しみを奪っている」と指摘。「今回の作品では、ナレーションも回想シーンも心の声も排除して、本来のドラマへの回帰を試みた。あってもなくてもいい場面は、あってはならないのである」と語る。