小栗が「映画って作ったら公開できるものだと、こういう状況になる前は思ってました。当たり前が当たり前じゃなくなってしまって、でも今回みたいに皆さまの前に立ってあいさつできるのは非常に幸せだなと思います」とうれしい気持ちを伝えると、星野も「出てくる前にスタッフの方から『(お客さんが)発声ができないのでシーンとしてしまいますが、そういうものなので気にしないでください』って言っていただいたんですけど、ものすごい温度を感じます。皆さんが楽しみにしてくださってるんだなっていうのが何も言わずとも伝わってくる感じがあって、人前というのは楽しいなと思いました」と温かい会場の雰囲気をしっかりと味わいながら喜びを伝えた。
映画初共演の二人。お互いの印象を聞かれると「特に印象が変わるという感じはないですね。優しくて物腰柔らかい感じで」と小栗が星野の印象を語り、「でも最近は、自分から『旬と呼んでくれ』とオファーしたんですが、旬と呼ぶようになったので、そこが非常に変わったところではあります」と、名前で呼び合う仲だと明かした。
星野も「かなり仲良くなりました」と答え、MCから「ラジオでも“小栗さん”と言いかけて“旬”と言い直すところもありましたね」とラジオでのエピソードを振られると、「ラジオの話はやめてください! ラジオではしゃぎ過ぎて、今日声が“かれかれ”なんです。30代後半の大人たちがやることじゃないっていうぐらい楽しかったです(笑)」と少し反省しつつも、思い出して笑顔になっていた。
星野は小栗の印象について「いろんな役をやられているので、どの小栗旬が素の小栗旬なんだろう?というのが分からなくて、会うのが楽しみでした。現場でも落ち着いてて、そっと現場にいるタイプで、話す時も二人でボソボソ話してる感じが非常に楽しくて、現場の“い方”にシンパシーを感じました」と撮影現場での様子を交えて語った。
タイトルにちなんで「これは罪だな」と思うことを質問されると、小栗は「星野源ボイスは罪な声ですよね。源ボイス」と答え、「気持ちを穏やかにさせるというか、そういう声の持ち主ですよね」とその理由を語った。それを聞いて星野も「旬もすごいハスキーボイスじゃないですか。テレビを通した時は気付いてなかったんですけど、隣で話してるのを聞くと胃のあたりが震えるというか、おなかのあたりに響く感じがあって良い声だなって思いますね」と小栗の声の良さを解説した。
MCから「ご自身の声を客観的に聞いて思うことは?」と質問された小栗は「いい声してるなって思いますね(笑)」と自画自賛。星野は「この5年ぐらいでやっと好きになってきましたね。声が高くてパン!と張る歌が好きだったので、そういう人に憧れがあったので、自分のボソっとした声がそんなに好きじゃなかったんです。音楽やったり歌をうたったり、お芝居をする中で褒めてもらうようになってからちょっと好きになってきました」と声に対する気持ちの変化を伝えた。
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