――物語の舞台は渋谷。山本さんにもなじみのある街ですか?
高校生の頃、学校終わりとかで渋谷によく遊びに行っていました。東京に住んでる方とか、その近くに住んでる方は「ここ知ってる!」っていう場所がいっぱい出てくるので、そういうところも楽しみつつ見てもらいたいですね。
――ハチ公前とか、渋谷らしい場所がたくさん登場していて。
テンション上がりますよね! ほとんどの映画は自分が知らない場所が映ってるので、これは親近感が湧くんじゃないかなって思います。
――クラブのシーンも多いですが、クラブには行ったことがないそうですね。勝手なイメージですけど、よく行ってそうな感じが…。
よく言われる(笑)。みんなからも「行ったことないの? 意外!」って言われるんですけど、今回の撮影で初めて行きました。チャラいってイメージが強かったので、怖くて行けなかったんです。
北村くんは「そういうイメージを変えていきたい」って言っていて、この映画を見るとクラブって楽しいなと思えるので、成人で、見て興味を持った方はぜひ行ってみてください。
――クラブのシーンをはじめ、劇中でたくさんの音楽が流れるのもこの作品の大きな魅力ですね。
67曲も使われているんです。公式サイトにプレイリストが載っていて、そこで曲を聴くことができるので、聴いてから映画を見ると「ここで使ってたんだ!」ってなるだろうし、一回見て、プレイリストを聴いて、また見に行ってというのも楽しいかなって思いますね。
――完成した作品を見て、一番バイブスが上がったシーンを教えてください。
終盤のシーンで、北村くんがDJをやりながら、基地で苑子が選んだ曲を流すんですけど、それは台本に書いてなくて。本当にテンションが上がって泣きそうになりました。
この作品で北村くんは初コメディーということで努力して一生懸命この役を頑張ってきたので、そういうのを思い出して泣きそうに。なので、バイブスが上がったというか、思い入れの強いシーンになりました。
――アゲ太郎は“DJ”というものに一瞬で心を奪われましたが、山本さんがこれまでに一瞬で心を奪われたものは?
小さい頃、「犬が欲しい」ってずっと言ってたんです。空手を習ってたんですけど、ある日、稽古から家に帰ったら犬がいて、一瞬で心奪われました(笑)。
――うれしいサプライズでしたね。
はい。それ以来、動物との関わり、動物の気持ちをいろいろ考えるようになって、いつか動物の保護施設とかを作れたらいいなと考えるようになりました。犬を飼うことはすごくいいことだなと思っています。
将来、自分に子どもができても、犬を飼っていたら生き物の大切さとか、命の大切さを一緒に生活していく上で学べたりできるんじゃないかなって思いますから。
――この映画で“DJ”や”音楽“と並んで、欠かせないものは”とんかつ“。今日も「とんかつ愛」と書かれたTシャツを着ていますね。
この映画、すごいとんかつを推すんですよ(笑)。私、揚げ物を作るのは苦手なんですけど、とんかつとか唐揚げを食べるのは大好きです。とんかつはソースをいっぱいかけて、それをご飯と一緒に食べるのが好き。
あと、それぞれのお店で作った特製のドレッシングをかけて食べるキャベツもおいしいですよね。おかわりして、キャベツでおなかいっぱいになっちゃったり(笑)。
こんなにとんかつを推す作品ってないと思います。見たらとんかつを食べたくなりますよ。とんかつを揚げるシーンの映像もキレイで、音もいいのですごくおいしそうなんです。
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