「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる本広克行監督がメガホンを取った映画「ビューティフルドリーマー」が、11月6日(金)に全国で順次公開される。
本作は、映画研究会の部員たちが映研に伝わる“いわくつきの台本”を映画化するために奮闘していく即興劇。完全な脚本を用いずおおよその筋だけを立て、現場で口頭の打ち合わせで芝居をまとめる“口立て”を用いた演出を取り入れている。
その映画のオーディションに参加する登場人物として、役名ありでは初の長編映画となる女優・福田愛依が出演。「女子高生ミスコン2017-2018」でグランプリを獲得し、11月8日(日)に20歳の成人を迎える福田に、撮影エピソードや今後の抱負などを聞いた。
――本作は即興劇ということですが、出演した感想から教えてください。
初めて台本を頂いた時に、自分が出演するシーンのせりふが決まっていないことを知って驚きました。撮影に入る前のワークショップで、即興で作ったものをそのまませりふに取り入れていくスタイルだったので、最初は大丈夫かなという不安はありました。
――即興するにあたって、監督からどのような指示がありましたか?
「ありのままでいいよ、そのままの愛依ちゃんで出て」というお話を頂きました。それでも、私はお芝居の経験がほとんどない状態だったので、これでいいのかなと正解が分からず、探りながらになりました。
役柄としては映研のメンバーを魅了する役だったので、「責任取ってね」というせりふは皆さんの前で言うシーンだったこともあり、すごく緊張しました。
――作品の中で青いウイッグを付けられていましたね。
今まで髪を染めたことがないので新鮮な気持ちになりました。地毛に近い感触だったので不思議な感じがして楽しかったです。
20代で一度は髪を染めてみたいという気持ちがあって、毛先をピンクにした金髪にしてみたいんですけど、染め直しとかが大変そうなので、お金もかからない黒髪でいいかなと思うことにしています(笑)。
――現場の雰囲気はいかがでしたか?
すごく温かくて良い意味で緊張感のない現場。皆さんが映研のメンバーにしか見えなくて、発している言葉やアドリブがそのまま映像になっているような感覚でした。
だから、オーディションのシーンでは本当に大学に来て面接官に会っている気分になりました。
――現場ではケータリングが豪華だったそうですね。
私はカレーライスを頂きました。温かくておいしかったです。
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