10月23日からNetflixで独占配信されている映画「フェイフェイと月の冒険」。同作は、ディズニー・アニメーションの「美女と野獣」「アラジン」「塔の上のラプンツェル」などを手掛けてきたアニメーター、グレン・キーンが監督を務める夢と感動のファンタジー・アドベンチャー。今回キーン監督が、ディズニーでの40年間で師匠から学んだキャラクターを魅力的に描く極意について語った。
“キャラクターの内面を表現する”ことで魅力的になり、その手法を生かすことで、主人公の少女フェイフェイを生き生きとしたキャラクターとして生み出したという。長きにわたって世界中で愛されるキャラクターを多数手掛け、ディズニー・アニメーションの歴史に名を刻むレジェンドのキーン監督は、若かりし頃、「ピノキオ」「白雪姫」「バンビ」などを手掛けたアニメーターの師匠から学んだことを、「心に訴えかけるキャラクターを作るには、行動そのものだけを描くのではなく、内面に深く入り込んで感じていることや考えていることを表現する必要がある、と教わったよ」と明かす。
作画工程を担当するアニメーターは、キャラクターの外面をデザインする作業に思われがちだが、実は内面の描写にこだわることこそが、アニメーターの神髄なのだという。さらに、「この考えはディズニー・アニメーションに限らず、私や世界中のアニメーターすべてが、どんなストーリーだろうと継承すべき本質だと思うんだ」と、この教えが大切さを力説し、ディズニーを離れた今でも大事にし続けているという。
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