板尾創路が舞台出演! 俺出てぶち壊すんちゃうかな?(笑)

2011/10/15 15:00 配信

芸能一般

舞台「隠蔽捜査」に出演する板尾創路

ベストセラー作家・今野敏原作の舞台「隠蔽捜査」が、10月19日(水)より東京・北千住駅前の「シアター1010(センジュ)」で公開される。

この舞台は、吉川英治文学新人賞を受賞した同名小説と、山本周五郎賞・日本推理作家協会賞を受賞した「果断・隠蔽捜査2」の二つの作品が、二つの舞台「隠蔽捜査」&「果断・隠蔽捜査2」として上演される。主演の上川隆也が演じる主人公、竜崎伸也は「官僚とは、国を守るために身をささげるべきだ」と正論を語り、周りから煙たがられ、時には変人扱いされながらも、その姿勢を貫こうとする警察官僚。ある一つの事件をきっかけに、家族と仕事との葛藤や、幼なじみの同僚や上司との対立などが描かれていく。

主人公と対立する警察官僚役として出演する板尾創路にインタビューを行い、意気込みや、役者としての思いなどを語ってもらった。

――この作品に出演することが決まった時の感想はいかがでしたか?

警視庁の官僚の役なので、俺でええんかなって思いました。俺が出演してぶち壊すんちゃうかなって思いましたけどね(笑)。

――今回演じる警察官僚の坂上栄太郎、小田切貞夫(2役)の印象はどうでしたか?

いわゆる警視庁の内情っていうのがどういうのだかよく分からないですけど、割と偉い人というか、分かりやすい警察の偉い人って感じでしたね。(2役については)また違う役で出てるっていう、こういう感じの舞台ってあまりないんで、楽しみといえば楽しみです。同じ警察官だけど、まったく違う人物ですからね。

――初共演する上川さんの印象はいかがでしたか?

本当にこの役みたいな、熱いというか、正義というか、そういう役をいつもなさっているイメージがあるんで、ぴったりじゃないかと思いました。

――今回のような警察物の作品は、普段よく見るんですか?

ドラマとか映画ではよく見ますね。警察物では「コロンボ」とか好きです。ああいうの、テレビでやってると見てしまいますね。

――舞台の上で共演者の方に影響を受けたことなどはありますか?

舞台は箱の大きさにもよるんですけど、「誰に」ということではなく、舞台役者さんって、映像と違って、出てると常に見られていて、映ってないってことがないですから、舞台に出ている人は端から端まで何かしら参加してないといけないですよね。そのへんの立ち方とか、動きとかっていうのはいろんな人を見て勉強しています。

――舞台と映画の大きな違いはどこにあると思いますか?

舞台はお客さんからちゃんとリアクションがありますからね。稽古をどれだけしたとか、してないとか、見てる人には分からないですから。その時、その時間が全てですから、集中して舞台にぶつけるっていうのは分かりやすいですよね。後でどうだったかとかじゃなくて、その瞬間に、良かったか悪かったかとか、感動させたとか笑わせたとか、結果がすぐ出るんで、シンプルで、芸能の一番基本だと思います。

――最近だと、映画「さや侍」にご出演されましたが、やはり印象に残りましたか?

そうですね。映画祭に行って、ちゃんとお客さんに楽しんで見てもらえるっていうのはすごいなって思いました。映画は絵に残る物なんで、訳せば、どの国の人にも見てもらえる物ですし、それに対してのいろんな意見があったり感想があったりするんで、いいなと思いました。

――今回の作品の見どころはどこにあると思いますか?

それはもう上川くんの演技でしょう。出ずっぱりですから(笑)。上川隆也さんの魅力、これに尽きると思いますよ。

――最後に、視聴者の方にメッセージをお願いします

2部構成で、ベストセラー小説の舞台化なので、たっぷりと見ていただける機会だと思います。原作を読んでる人は楽しみにしていただいて、読んでない人は見に行っていただいて、また小説を読んでもらったら、いろんな楽しみ方があります。ぜひ両方とも見ていただけたらいいんじゃないかなと思います。