ありきたりな旅番組はつまらない!? 市川亀治郎が京都の歴史をひもとく

2011/09/25 10:00 配信

芸能一般

新番組「知られざる物語 京都1200年の旅」の会見に出席した市川亀治郎

BS朝日で10月11日(火)よりスタートの新番組「知られざる物語 京都1200年の旅」の記者会見がBS朝日にて行われ、番組ナビゲーターを務める市川亀治郎が出席した。

同番組は市川が京都の街を訪ね歩き、悠久のロマンあふれる古都・京都の寺社にまつわる歴史ドラマを堪能しながら、京都の魅力を再発見しようという“知的”エンターテインメント番組。

市川は「旅番組は、率直に言ってしまえば“つまらない”ものが多いと思います。ただ名所を回ってグルメを楽しんで、景色を見て。そういう観光客目線のありきたりな番組ではなく、“知的”な旅番組を作りたい。“知的”というのは、お高くとまるという意味ではなくて、丁寧にそれぞれの物語を追っていくということです。地上波ではできない、BSならではの歴史をたどっていく旅にしたいです」と番組への意欲を見せた。

番組の舞台となる京都について「京都というのは非常に不思議な土地。開かれているようで、実は開かれていない。逆に、普段見せてくれないような場所でも、つてをたどっていくと簡単に見せてくれたりもします。そんな“閉じられた世界”に、なんとかして視聴者の皆さんを連れていけたらいいなと思います。京都特有の魔力というか、魑魅魍魎(ちみもうりょう)の潜む町の魅力、きれいなだけではない、どろどろとした部分も出していけたらいいですね」と母親が京都出身であり、京都に精通している市川ならではの京都の印象を語った。

初回は世界遺産・東寺を訪れ、石碑のみが残る“幻の寺・西寺”にまつわる“知られざる物語”を紹介する。寺の命運を背負った2人の僧の存在。世界遺産・東寺にいたのは、空海。そして西寺には威信をかけて空海と闘ったという高僧・守敏(しゅびん)。西寺が消えた謎を解く鍵とされる、空海と守敏の「伝説の法力合戦」に迫る。