10月から新BSデジタル放送の開始にあたり、日本で唯一の“ハイビジョン3チャンネル 映画専門チャンネル”として生まれ変わり、新たなチャンネル構成のもと、名称を「スター・チャンネル1」「スター・チャンネル2」「スター・チャンネル3」と一新するスター・チャンネル。その、BSハイビジョン3chの開局を記念した記者発表会と、10月から放送される映画トーク番組「映画のミカタ」の制作発表会が9月26日(月)に都内で行われ、「映画のミカタ」に出演するタレントの関根勤、元プロ野球選手・監督で、現在は野球解説者などを務める野村克也、女優の栗山千明、元宮崎県知事の東国原英夫氏が発表会に出席した。
この日登壇した関根は「番組で野村さんに『ゴッドファーザー』(’72年)を語っていただきまして」と話をふると、野村は「ちょうど40年くらい前にサッチーさん(野村沙知代)と出会って(笑)、デートに誘いに行く場所がなかなか見当たらなくて、映画でも行こうかって…『ゴッドファーザー』は生涯忘れられない映画になりました」とはにかみ笑い。その後、少年時代を回想して「中学生のころ、映画俳優になりたいと思っていたんですよ。それを以前、仲代達矢さんと話す機会があって、仲代さんが、あのギョロ目をして『惜しかったなあ』って言われて、あれは気分が良かったな。もし俳優になっていたら志村喬さんみたいになっていたんじゃないかと言われましたよ」と語ると、関根は「ひょっとしたら野村さんが(志村主演の)『生きる』(’52年)に出演していたかもしれないですね」とツッコミを。また「野村さんが、(仲代さんみたいに)劇団に入っていたら、すごい性格俳優になっていたと思います。野村さんが『仁義なき戦い』(’73年)に出演されていたらカッコ良かったんだろうな」とさまざまな想像を膨らませたトークを展開した。
また、関根とアクション・コメディー映画「キック・アス」(’10年)について語ったと言う栗山は「私は、個人的にコスプレが大好きで、『キック・アス』にヒット・ガールという女の子が出てくるんですけど、彼女のコスプレやってみたいなーなんて思いました」とコメント。東国原氏は「ロッキー」(’76年)について、「高校を卒業して東京に出てきたばっかりで、非常に寂しい時期だったんですけど。都会の孤独の中で、ロッキーが打たれても、打たれてもチャレンジする姿を見て感動しましたね」と当時を振り返るなど、4人の登壇者は映画話に大いに花を咲かせた。
この記事の関連情報はこちら(WEBサイト ザテレビジョン)