中谷美紀の初主演舞台「猟銃」、日本公演がスタート!!

2011/10/03 10:13 配信

芸能一般

舞台「猟銃」の日本凱旋公演が10月3日から日本各地で上演される

株式会社パルコとUSINE Cが共同製作した舞台「猟銃」が10月3日からの東京凱旋公演に伴い、10月2日、東京・パルコ劇場にて公開舞台けいこが行われた。

本作は、一人の男に宛てられた三人の女性(妻、愛人、愛人の娘)からの手紙で構成された書簡体小説で、立場の違う女性の中に秘められた想いを浮かび上がらせる。1950年の第22回芥川賞受賞作品である「闘牛」に併録されている本作を、数々の賞を受賞するなど世界中から注目を集めるカナダ出身の演出家であるフランソワ・ジラールが、中谷美紀とロドリーグ・プロトーを迎えて舞台化されたもの。

また、9月7日~10日に行われたカナダ・モントリオール公演では、全公演チケットが売り切れ、舞台上演後にはスタンディングオベーションが贈られるほどの盛況ぶりで幕を閉じた。初舞台に挑んだ中谷は、現地メディアから「光輝く女が女王の如く優雅に舞台に佇んでいる」「眩いばかりの中谷美紀」などの称賛を浴びた。

カナダ公演を終え、中谷は「演出のフランソワとの出会いがなかったら、恐らく舞台に立ち、身体と魂を使ってせりふを述べ、感情を露わすにするなどということは、この先もなかっただろうと思います。そもそも演じるということを職業にしているにもかかわらず、人前に出ることは決して得意な方ではありませんし、何かしら結果を出さなければならないと思うと、カナダ公演を終えたいまでも、いまだに身がすくむ思いです」と心境を。

さらに「舞台で繰り広げられる芝居と観客は一期一会。一服のお茶を点てるかのごとく、お客様をもてなすつもりで公演一つ一つを誠心誠意演じることが私に与えられた役割だと信じて、フランソワ、ロドリーグ、そして私を支えてくれているすべての方々と共に、明日から日本での新たな旅に出てまいります」と意気込みを語った。