スティーブン・スピルバーグとロバート・ゼメキスが製作総指揮をとり、ヒュー・ジャックマンが主演を務める感動のアクションエンターテインメント「リアル・スティール」のワールドプレミアが、現地時間の10月2日(日)、ロサンゼルスのユニバーサル・スタジオにて行われた。会場には出演するヒュー・ジャックマン、エヴァンジェリン・リリー、ダコタ・ゴヨ、監督のショーン・レヴィらがレッドカーペットに登場。さらに日本からは、本作の日本語版でエヴァンジェリンの吹き替えを演じた天海祐希が特別招待を受けて参加した。
本作はロボット格闘技の世界を舞台に、人生に挫折した男の再起のドラマと、父と息子のかけがえのない絆を描いている。チャーリー・ケントン(ヒュー・ジャックマン)は、チャンピオンになる夢だけを追い続けてきた才能あふれるボクサーだったが、ロボット格闘技の時代の到来によって生きる場所を失い、人生の敗残者になり果てていた。そんな中、チャーリーの前に、赤ん坊のころ別れて以来会っていない11歳の息子・マックス(ダコタ・ゴヨ)が現れる。最愛の母を亡くしたマックスはチャーリーに心を開かず、父子の関係は最悪の状態になる。ある日、2人はゴミ捨て場でスクラップ同然に捨てられた旧式ロボット”ATOM”を発見する。
ワールドプレミアには映画に登場するATOMをはじめ、4体のロボットが登場して会場を盛り上げた。登壇したヒュー・ジャックマンは「かっこいいロボットが登場するアクション映画としての醍醐味もさることながら、父親と息子、そこに(ヒロインの)ベイリーを絡めた人間関係が感情豊かに描かれているハートのこもった感動的なお話で、とても素晴らしい映画だよ。製作総指揮のスティーブン・スピルバーグは今や伝説だ! 彼と仕事ができたことを誇りに思っている」と映画への思いを熱く語った。マックスの役を演じたダコタ・ゴヨは「こんなにスケールの大きなレッドカーペットは初めてだから興奮してるよ。共演できたヒューはとにかく最高に素敵な人だよ。2人で撮影現場の近くのデトロイトの遊園地に一緒に行って、ジェットコースターに乗ったりもしたよ」とヒュー・ジャックマンとの撮影秘話を明かした。
初めてハリウッドのレッドカーペットという舞台に立った天海は「世界中のプロフェッショナルな方々が集まったイベントで楽しめました。この作品に参加している皆さんは、どんな小さなことでも楽しさに変えてしまう。そんな方々が作った『リアル・スティール』を見て、この世界に浸ってほしいです。男性だけでなく、女性にも必ず何かを感じられる映画です。本当に思わず泣いてしまいますよ」と作品をPRした。
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