松居大悟率いる劇団ゴジゲンが、初の恋物語に挑戦!

2011/10/05 21:51 配信

芸能一般

小劇場界の異端児!?が恋物語を展開!

演劇界のみならず、映画監督、ドラマ脚本と多才ぶりを発揮している松居大悟。彼が率いる劇団ゴジゲンの最新作「極めてやわらかい道」が10月6日(木)から上演される。ゴジゲン初の「恋のお話」となる舞台について、見どころについて、松居は「恥ずかしい言い方で言うと、新しい愛の形、って感じですかねー(笑)。”好き”とか”愛してる”とかの感情ってよくわからなくて、誰もその感情がどういうものか教えてくれないじゃないですか。だから僕はよくわからなくて。全くわからなくて。自分でわからないから、相手に伝えることもできないし、恥ずかしいし、傷つきたくないし。で、結局間違っちゃうんですよね。演劇とは真逆かもしれませんが、自分の感情を伝えるのも気づくのも下手くそな人間たちの生き様です。ちょっと残念すぎる人たちですが、その奥にある、あったかいものが伝わったらなと思って作りました」と語る。

また、今回は客演も小劇場界の異端児ともいえるメンバーが勢ぞろい。ことし東京グローブ座「トラストいかねぇ」で松居の作品を経験済みの川島潤哉、動物電気/モッカモッカの辻修、THE SHAMPOO HAT主宰の野中隆光、猫のホテル/表現・さわやかの村上航、ハイバイの吉田亮らが舞台を盛り上げる。松居自身も「全員面白いので、どこがどうっ、ていうのが難しいんですが。とにかく、全員、何をしてくるかわからない。わけのわからないワクワクさが掻き立てられます」と期待を寄せる。同時に、女性キャストがいないゆえのエピソードも。「顔合わせからそうだったのですが、下ネタで一致団結しますね。稽古場で宮沢りえのサンタフェってヌード写真集が見つかって。その時は、稽古は一時中断して、みんなで一ページずつ感想言い合いながらじっくり見ていました。その後の稽古はみんな、なぜか浮き足立っていました」と不思議な団結力があるようだ。

オトコだらけの舞台で展開される恋物語は、東京・下北沢にて10月23日(日)まで。