TBS系列の北海道放送(HBC)は、'12年4月~6月に連続ドラマ「スープカレー」を放送することを発表した。ドラマには、北海道出身の森崎博之、安田顕、戸次重幸、大泉洋、音尾琢真の5人が所属する演劇ユニット「TEAM NACS」が総出演し、さらに総監修は「踊る大捜査線シリーズ」で監督を務めた本広克行が担当。ローカル局としては異例の10話連続ドラマを企画し、放送に向けて動き出している。
本作はアラフォーと呼ばれる人生半ばにさしかかった世代の男たちが、若かったころの夢や理想を心の中に持ちながらも、現実の毎日を必死に真剣に生きている人生模様を描く。5つの人生すべてが独立したストーリーでありながら、10話が完結したときには全てのエピソードが一体となって、視聴者の心を癒やしてくれる。
本広監督は、総監修することになったいきさつについて「食べるということは根源的な欲望の一つで、その欲望をテーマにした日常の中にある出来事を面白がれば、昔はたくさんあった良質なドラマになるのではないかとずっと考えていました。まるでスープを煮込むかのように。そこに『TEAM NACS』のメンバーと出会い、彼らから北海道の素晴らしさと『スープカレー』を教えてもらいました。実生活でも人生経験の豊かなアラフォー5人たちが演じる泣き笑いは、今回のドラマになくてはならない、まさに具材です。そのスープと具材を、勢いのある若手のスタッフが、個性的な料理にしてきれいに盛りつければ、おいしいドラマ『スープカレー』になると思っています」と語った。
すでに撮影を終えている「TEAM NACS」の5人は「メンバーと一緒に出る北海道発のドラマの仕事ということで、とてもいい経験をさせてもらいました。『TEAM NACS』としての今後の活動にも活かしていけたらと思っています」(森崎)、「現場の雰囲気がとても温かく、リラックスして撮影にのぞめました。どのような作品が出来上がるのか、放送が楽しみです」(安田)、「ぜひご覧ください!“戸次編”はなかなか結婚を決められないアラフォー男性に必見の作品です」(戸次)、「それぞれにエピソードがあるので、それが最終的にどのような形になるのか楽しみです。さて、僕はどういう形で登場するのでしょうか?お楽しみに!!」(大泉)、「“音尾編”はほのぼのとした家族の姿とその家族を守るために社会の荒波の中で闘う男の姿を、皆さんの熱いハートに刻みつけることができるのではないかと思います。誰でも楽しめる良い作品なので、怖がらずに見てください(笑)」(音尾)とそれぞれコメントした。
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