テレビ朝日系で、今年度放送予定とされていた宮部みゆき原作、上川隆也主演のドラマ「ドラマスペシャル 火車」の放送日が、11月5日(土)に決定した。また、ガレッジセール・ゴリ、渡辺大ら追加キャストも同時に発表された。
同ドラマは、宮部氏が'92年に発表し「山本周五郎賞」を受賞したミステリー史に残る名作。バブル崩壊直後の'92年を舞台に据え、人々をもてあそんだ“バブル”という華やかな時代に、休職中の捜査一課刑事・本間(上川)が、遠縁の男性から失跡した婚約者・彰子を探して欲しいと頼まれたところから物語は始まる。彰子の足取りを追いかけるうちに、本間がたどり着いたのはカード社会にもてあそばれた自己破産者の悲惨な末路。そして、新たな人生を手にするべく必死にもがき続ける女の影だった…。すでに“謎の美女”を佐々木希、本間の相棒刑事・碇を寺脇康文が演じることが決定していた。
また、今回追加キャストとして本間の遠縁の男性・栗坂和也を渡辺大、彰子の幼なじみ・本多保をガレッジセール・ゴリ、彰子を良く知る弁護士・溝口悟郎を笹野高史、ことしの4月クールに放送された連続ドラマ「犬を飼うということ」(テレビ朝日系)で錦戸亮の息子役を好演した山崎竜太郎が、本間の息子・智を演じることが発表された。ほか、田畑智子、井上和香、前田亜季らが骨太のミステリーに華を添える。
主演の上川は「原作は『このミステリーがすごい!』の20年間の集大成で1位を取っているほどの傑作ミステリー。ミステリーとして、サスペンスとして非常に良くできた一級の物語というのは間違いないのですが、同時に一人の男の挫折と再生の物語だと思います。ヒロインは佐々木希さんですし、特に男性視聴者の方にはより楽しんでいただけるかなと思いますね。“バブルファッション”の佐々木さんを楽しんでいただきたいです(笑)」と、佐々木を猛プッシュしつつ作品をアピールした。
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