CBC・TBS系で10月8日(土)に放送される「スペシャルドラマ 初秋」の記者会見が都内で行われ、主演の役所広司、中越典子、監督・脚本の原田眞人が出席した。
同ドラマは、ひとり娘を嫁がせた後、その寂しさと葛藤する父親・松原(役所)を描いたストーリー。井上靖の「凍れる樹」に原田が独自のアレンジを加え、ドラマとして現代に蘇らせた。また、このドラマは役所、原田のタッグが同じく井上原作で、第35回モントリオール世界映画祭で審査員特別グランプリを受賞した映画「わが母の記」と連動していることで話題となっている。
このドラマで役所は親友の娘に好意を寄せていくが、「現実的にはありえないことなですけども、ドラマの中で経験できてうれしかったですね。現場では、加齢臭が出ないように気をつけてました(笑)」と照れながら告白。一方の中越も「イイと思いますよ~」と笑顔で役所を見つめ、まんざらでもない様子だった。
また、共演した中越について役所は「この役のためにどんなことでも取り組んでいく女優としての度胸、女優魂が素晴らしいですね」とべた褒め。すると、中越は「ありがとうございます!」と質問した記者にお礼を述べ、「芝居を作っていく上での厳しい一言をいただいたので、忘れないようにしたい。現場から離れても役所さんや原田監督の言葉を何度も思い出して、すごく勉強になりました。自然に感情が湧きあがってくる瞬間があったので、充実できた時間になりました」と自分への影響を明かした。
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