約2年ぶりの放送となる「ルパン三世」シリーズの新作テレビスペシャルで、シリーズが始まって以来、キャストが一新されることが発表され、会見が行われた。今回、新キャストが迎えられるのは、主要キャラクターの石川五ェ門、峰不二子、銭形警部の3人。石川五ェ門役には浪川大輔、峰不二子役には沢城みゆき、銭形警部役には山寺宏一がそれぞれ決定した。おなじみルパン役の栗田貫一、次元大介役の小林清志はそのままに、新しいルパン三世のスタートを切ることになった。
「ルパン三世」はモンキー・パンチの人気漫画を原作に、1971年よりTV放送が開始し、1989年からはTVスペシャルとして新作が21作放映されている国民的アニメ作品。怪盗ルパン三世が鮮やかな手口で宝物を盗み出す痛快さで、世代を超えたファン層から圧倒的な人気を誇っている。
新キャストとして迎えられた3人は「小学校のころから大好きな『ルパン三世』に参加することができて、そして大好きなキャラクター・銭形をやらせていただくことができて、非常に光栄です。とても緊張し、少し怖くも思っていますが、精いっぱい頑張らせていただきます」(山寺)、「この大きなタイトル『ルパン三世』という長年築き上げてきたものを、傷つけないように頑張っていきます」(浪川)、「役が決まってからTVシリーズとスペシャルを見させていただいてるんですけど、見れば見るほど不二子のことが好きになりました。できるだけ彼女の美しさをたくさん引き継げるように、楽しくやりたいと思います」(沢城)とそれぞれ意気込みを語った。
ルパンを演じる栗田は「フレッシュな、ぐっと若い方がメンバーに入られて、いい感じです。本当に楽しみです」と喜びを言葉にした。テレビシリーズ放送開始から40年間、次元役を務めてきた小林は「私は今までおやりになっていた増山(江威子)さん、井上(真樹夫)さん、納谷(悟朗)さんが一緒にできないというのは本当に残念に思います。諸般の事情があって、できないのはわかっていますが、できれば続けていきたかったなって気はするんです。本当に残念です」と本音を語った。しかし3人に対しては「40年間(ルパン三世を)やらせていただきましたが、やはり長いんですよ。これからはこの人たちの協力も得て、すばらしいものを作っていきたいなって思います」と前向きな気持ちを表してくれた。
最後に、3人はそれぞれのキャラクターで番組をPR。浪川と山寺はそれぞれ、「見なければ斬る!」「見なければ逮捕する!」とキャラに合わせたコメントを披露した。沢城は「12月2日の夜は私と過ごさない?」と新・不二子のセクシーな声で視聴者にメッセージを贈った。
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