松本人志がコントへの情熱を語る「常に攻撃の姿勢でいたい」

2011/10/11 18:56 配信

バラエティー

「松本人志のコントMHK」の初回放送で探偵に扮する松本人志

NHK総合で11月5日(土)より月1で放送される新コント番組「松本人志のコントMHK」の収録後取材会が行われ、松本人志が同番組スタートに対する意気込みを語った。

今回の企画について松本は「コント番組の機会を断るとお笑いに対して逃げているみたいに感じる。お笑いに関しては常に攻撃の姿勢でいたい」と真剣な面持ちでコメント。また、同局でコント番組をすることについて「多少の規制があるかもしれない。若いころはそういう規制に反発を持っていたけれど、この歳になると規制の間もうまく利用できるようになった」と自身のコントに対する姿勢を振り返った。

さらに、5日(土)放送分の見どころとなるのが相方・浜田雅功との10年ぶりの共演。松本は「会議で『この役は誰だろう』と考えていたら自然と浮かんだ。それをわざわざ避けるのもおかしいでしょう」と相方との絆をうかがわせる一方で、「だけど3日前に結構しんどいぞと。恐ろしいことしてるなあと実感してきて、あいつ(浜田)がどう思っているかは分からないけれど今後は避けたい」と素直な心情を明かし、記者陣の笑いを誘った。

映画監督という経験から、コントに対する見方にも変化があった様子。「コントを作るうえで役立っていることと邪魔になることの両方あり、あまり映像やカット割りにこだわり過ぎないようにしています。こだわり過ぎると視聴者はもたれますから。昔コントをやっていた時よりはディレクター的目線になっています。その分コント制作に時間が掛かってしまう」と撮影時の思いを語った。

5日(土)放送の「オリエント特急殺人事件」には友近、パンツェッタ・ジローラモ、あき竹城、六平直政、保坂尚希らも参加。収録後囲み取材に応じた友近は「松本さんと同じ空気の中でコントをしていることが信じられない。感覚や最初の直感を大事にしていく私に対して、松本さんは全体を見ていて妥協がなく、とても勉強になりました」と松本に敬意を表わした。