テレビ朝日系で、11月5日(土)に放送する宮部みゆき氏の傑作ミステリー「ドラマスペシャル『火車』」の、シーン写真やポスターが展示される写真展が10月29日(土)より東京・六本木のテレビ朝日本社1階アトリウムにて開催されることが分かった。放送当日の11月5日まで、骨太なドラマの名シーンの数々を写真で堪能することができる。
同ドラマは、バブル崩壊直後の'92年を舞台に据え、人々をもてあそんだ“バブル”という華やかな時代に、休職中の捜査一課刑事・本間(上川隆也)が、遠縁の男性から失跡した婚約者・彰子を探して欲しいと頼まれたところから物語は始まる。彰子には自己破産した経歴があり、彰子の過去をたどって調査を開始した本間は、自己破産の手続きを担当した弁護士・溝口(笹野高史)の元へ。しかし、そこである重大な“矛盾点”に気付く…。カード社会にもてあそばれた自己破産者の悲惨な末路、新たな人生を手にするべく必死にもがき続ける女の影を宮部氏ならではの視点で描いている。
主演の上川のほか、失踪した美女役に人気モデルの佐々木希、本間の“相棒”刑事・碇をベテラン俳優の寺脇康文が演じる。また、ガレッジセール・ゴリ、渡辺大、鈴木浩介、笹野高史、田畑智子ら豪華キャストが出演し、宮部氏の傑作ドラマを華やかに彩る。
上川は「冒頭からラストシーンまで、まさにサスペンスを楽しんでいただけるドラマです。大きなトリックや仕掛けがあるわけではないのですが、だからこそ、そこに描かれている“人間としてのサスペンス”を味わっていただける作品だと思います」と見どころを明かした。
写真展では、彰子を探す本間の鬼気迫る表情や息子・智(山崎竜太郎)との思わずホッとするようなほのぼのとした場面など、さまざまなシーンの写真や、ドラマの番宣用に作られたポスターが展示される予定。放送を待ちきれないファンは一足先にテレビ朝日を訪れ、傑作ミステリーの世界を写真で堪能しよう。
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