シンガーソングライター・植村花菜が11月6日、“大人の音楽空間”として人気のビルボードライブ東京でプレミアムライブを行った。同会場には観客として何度か訪れたことがあるという植村だが、ステージで歌うのは初めて。都内では7カ月ぶりということもあり、300枚のチケットは即日完売。スペシャルゲストの登場やコラボも飛び出す、まさにプレミアムな公演となった。
ライブはセカンドシングル「ミルクティー」でスタート。新しいバンドの演奏に乗せた植村のボーカルが会場に優しく響き、その後、「あなたのその笑顔はいいヒントになる」「恋の魔法」などを披露。1曲1曲をかみしめるように歌う力強い姿はもちろん、彼女の素朴でおちゃめな人柄がうかがえるMCで観客を引き込んでいく中、ハイライトとなったのはストリングスを交えた編成で披露された代表曲「トイレの神様」。感動的で温かな歌声と演奏に、ただ息を飲んで聞き入るほど観客を魅了した。
アンコールはギター1本で登場し、最新シングル「My Favorite Songs」を弾き語り。ステージではこの曲のプロモーションビデオで披露された人形劇とのコラボレーションが実現した。続いて、自身の誕生日である来年1月4日(水)にリリースされる新曲「メッセージ」がストリングスを交えて演奏された。全ての曲を歌い終えた植村は、深く頭を下げて一礼しステージを降り、約2時間のライブが終了。途中MCで、来年1月に約1年10カ月ぶりとなるオリジナルアルバムをリリースすることを発表していたが、現在の植村の魅力が詰まったこの日のライブは、アルバムへの期待を高める見応えのあるものだった。なお、このライブの模様は、11月13日(日)夜11時よりWOWOWライブにて独占放送される。番組詳細はWOWOW公式サイト(http://www.wowow.co.jp/pg_info/detail/051521/)にて。