「ステキな金縛り」大ヒットで、三谷監督がジブリ超えを堂々宣言!!

現在公開中の映画「ステキな金縛り」が、2週連続で興行成績No.1をマークし、公開11日間で動員180万人、興行収入22億円の大ヒットを記録した。それを記念して、11月13日に大ヒット御礼舞台あいさつが都内で行われ、深津絵里、阿部寛、中井貴一、三谷幸喜監督が登壇した。

本作は、三流弁護士・宝生エミが、被告人のアリバイを立証するため、落ち武者の幽霊・六兵衛を証人として法廷に立たせるという奇想天外なコメディー。

主人公の宝生エミを演じた深津が「三谷監督にしか思いつかないお話です。エンドロールまで見逃さずに見ていただきたいです」と笑顔でコメントすると、三谷監督は「本当に幸せです。こんなに素晴らしい俳優さんに集まってもらって、コメディーを作れる自分は恵まれています。阿部さん、中井さんは日本を代表するコメディアンです。深津さんは世界を代表するコメディエンヌです」とキャスト陣をべた褒め。さらに、映画の大ヒットに手ごたえを感じた三谷監督は「うまくすれば今年度の邦画No.1に」と、堂々宣言。「『コクリコ坂から』(公開中)という大きな坂がありますが、なんとかそれを乗り越えていきたいです」と笑いを交えつつも、力強く語った。

また、この日のあいさつは、監督とキャスト陣のほかに、姿の見えない幽霊・六兵衛も“登壇”。劇中でも登場した、しゃべる代わりに息を吹きかけ意思表示をするために使うハーモニカが壇上に用意された。三谷監督は「これだけネタをばらしても、つまらなくなる映画じゃないので安心してください」とフォロー。「六兵衛さん、いらっしゃいますか？」と呼びかけると、六兵衛が「プー(YES)」とハーモニカを鳴らして返答し、会場からは歓声が沸き起こった。次に、深津が「2012年、阪神は優勝しますか？」と尋ねると、六兵衛は「プー(YES)」。しかし、巨人は優勝しますか？という質問に対しては「プープー(NO)」と答え、三谷監督は「阪神ファンなんですか？」と驚いた様子だった。その後もキャストたちと六兵衛のやりとりは続き、阿部の「僕はもう1本『麒麟の翼』('12年1月28日公開)という映画をやりますが、ヒットしますか？」という質問に六兵衛が「プー(YES)」と太鼓判を押すと、中井も「僕は大河ドラマ『平清盛』('12年1月8日よりNHK総合ほかで放送)で平忠盛役をやるんですが、平清盛には会ったことありますか？」と、自身の出演作を絡めた質問で笑いを誘い、観客を大いに喜ばせた。