「江」の最終回後は2分間の「平清盛」初公開映像公開!!

NHK総合で放送の大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」が11月27日（日）で最終回を迎えるが、その放送終了後、'12年1月8日（日）から放送開始の「平清盛」の初公開映像が約2分間流れることが分かった。

舞台は平安時代末期。自分が何者か分からず、ただがむしゃらに生きた少年期、やがて貴族政治を新しいものとすることに務めた平清盛（松山ケンイチ）。武士としての生き方を貫き、仲間やライバルと共に巨大な「平家一門」を築き上げていく。

そんな“がむしゃら”な清盛の最新映像を放送するにあたり、エグゼクティブ・ディレクター・柴田岳志氏は「平安時代というと『源氏物語』などきらびやかなイメージですが、実際は下水もなかったし家畜もいて、貴族や商人が同じ道を歩いたり、天災や災害も多かったと思います。クランクインの岩手・えさしの『藤原の里』での撮影では、出演者、スタッフと一緒に、当時いたであろう家畜などとも撮影して、ずっといるとだんだん臭くなっていくんですよね。この臭さが映像として伝わればいいな（笑）。そういうところまでリアリティーを追求して映像化しています」と熱く語る。

また、出演者については「松山さんらキャストの扮装もこれまでの大河の中で1番時間をかけています。時代劇ですからカツラを被るんですが、生え際は本人のもの。着物も、特殊な石と共に洗濯することで短時間で着込んだ風合いを出す“ストーンウォッシュ”という方法を用いました。現代の学生らの制服でもあるようにその時代でも烏帽子（えぼし）で個性を出したりしてたと思うんです。衣装も人物のキャラクターに寄りそう形になっています」と明かした。

撮影は順調に進んでいるようで、チーフプロデューサー・磯智明氏は松山の清盛ぶりを「共演者全員が松山くんとの芝居は面白いと話しています。主演として愛されているようです。それはスタッフからもですね。リハーサルからせりふが頭に入っていて演技プランも考えています。周りをその気にさせるとおいか、共演者の方々も相乗効果で能力を引き出されているように思えます」と明かした。

51作目となる大河だが、磯氏は「人物の名前ではなく、役者で見てもらいたい。ストーリーの展開も入り込みやすいですし、キャラの登場させかたも工夫しています。最初はシンプルですが、そこから複雑な面白い世界に入り込んでもらいたいです。小さな河をどう集めて大河にするか楽しみにしていてください」と見どころを語った。