2012年にポーランドとウクライナで共同開催される「UEFA EURO 2012 サッカー欧州選手権」の本大会組み合わせ抽選が、12月2日に行なわれ、出場する16カ国がA~Dの4グループに分けられた。
抽選は、出場チームが国別ランキング係数に従って事前に1~4のポットに振り分けられ、それぞれのポットが抽選でA~Dのグループに分けられる仕組みとなっている。
前回優勝国で、'10年の南アフリカW杯でも優勝したスペインは、'06年ドイツW杯優勝国イタリアと同じグループCに決まった。中でも注目すべきは“死のグループ”となったグループB。前回準優勝ドイツをはじめ、オランダ、ポルトガル、デンマークと欧州でもトップクラスの実力を持つ4カ国が集結。早くも激戦が予想される組み合わせとなった。(詳しい抽選結果は下記の通り)
この抽選会の模様はWOWOWで生中継されたが、ゲストの日本代表前監督・岡田武史、日本初の欧州プロ選手・奥寺康彦両氏は、全ての組み合わせを受けて、それぞれ見どころを語った。「やはりスペインとドイツが2強。しかし、スペインのグループCはクロアチアも実力があるので、イタリアともども勝ち抜けるかはわからない。移動距離にはそれほど差はないのであまり問題にならないと思う。ドイツのエジルには注目」(岡田)「どのグループもそうだが、最初から100%で臨まないと勝ち抜けは厳しそう。注目はグループB。ドイツとオランダの対戦は非常に興味がありますね。決勝の組み合わせを考えるならスペイン・ドイツかな。注目はスペインのイニエスタ」(奥寺)
グループリーグは'12年6月8日(金)にポーランドのナショナル・スタジアム・ワルシャワで開幕。各グループで、4チームの総当りのリーグ戦を行い、各組上位2位までの8チームが決勝トーナメントにコマを進める。決勝は7月1日(日)にウクライナのオリンピック・スタジアムにて行なわれる。
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