クールなキャラの栗山千明、実際はとてもチャーミング!

2011/12/09 01:15 配信

映画 アニメ

会見に姿を見せた谷原章介、栗山千明、GACKT

映画「あしたのジョー」('10年)などの監督を手掛け、CGクリエイターとしても活躍する曽利文彦が、世界中で600万本を売り上げた大人気海外ゲーム「DRAGON AGE」をアニメ映画化した「ドラゴンエイジ ブラッドメイジの聖戦」(2012年2月11日公開)の製作発表記者会見が12月7日、都内で行われ、声優を務めた栗山千明、谷原章介、声優のほか主題歌も歌ったGACKTと曽利文彦監督が登場した。

同作は、リアルでダークな世界観が世界中で絶賛された海外RPGゲームの傑作を基にしたダークファンタジー。世界を統治する“教会”に仕える女性騎士カサンドラ(声:栗山千明)が、“教会”をめぐる大きな陰謀の鍵になっている少女と出会ったことを機に、壮大な聖戦に巻き込まれていく姿を描く。

ゲームの世界観に合わせ、この日の会見は実際の教会で行われた。会場の雰囲気に溶け込むような艶やかで真っ赤なドレスに身を包んで登場した栗山は、「ゲームやアニメが大好きなので、お話をいただいた時に光栄に思いましたが、その反面、人気ゲームなので自分で大丈夫かなと思いました。もともと人見知りで緊張しいなので心配してたんですが、曽利監督が優しく、演じる側の気持ちをくんでいただいたので、楽しんで挑むことができました」とあいさつした。

カサンドラを演じて苦労した点については、「カサンドラは普段はクールなんですが、戦いの時に内に秘めた思いが爆発する女性なので、アクションシーンの息遣いが難しかったです。時には、まだ絵ができあがっていない状態で声を入れるところもありましたので」と漏らした。

カサンドラと共に戦う魔法使いガリアンを演じた谷原は、「僕が声を吹き込んだ時には、栗山さんの声が既に入っていたのでやりやすかったんです。だからその分、栗山さんは大変だっただろうな」と、栗山の労をねぎらった。

カサンドラたちを執拗に付け狙うナイトコマンダー役のGACKTは主題歌も担当した。「今回の歌には、“人に与えられている時間は限られているので、燃え尽きるまで戦ってみろ”という現代にも通じるようなメッセージを込めました」と意気込みを語った。

曽利監督は、「声だけの出演をしてもらうにはもったいないような、本当なら実写映画を撮りたいくらいのキャストの皆さんでした。贅沢させていただきました(笑)」と満足気。栗山の印象については、「お会いするまではクールなイメージだったんです。カサンドラのクールさにぴったりかなと思っていたんですが、会ってみたらとてもチャーミングで人間的な魅力にあふれている方でした。逆にクールさをどう作っていくかと話し合いましたね(笑)」と語り、彼女の実際とイメージとのギャップを意外に感じていた。