AKB48が、Googleの情報共有ツール「Google+」を活用した新戦略プロジェクトを12月8日より開始した。同日行われた「AKB48新戦略記者発表会」には、総合プロデューサーの秋元康氏とAKB48・前田敦子、高橋みなみ、篠田麻里子、指原莉乃、高城亜樹が出席した。
同プロジェクトは、Google+の特徴を活用することにより、AKB48及び姉妹グループの全メンバーとファンとのより深いつながりを実現することを目的に発足。ファンは、Google+の「ストリーム」上でメンバーの最新情報をリアルタイムで見ることができるほか、10人同時に参加できるビデオチャット機能「ハングアウト」を活用してメンバーとビデオチャットを楽しむことができる。また、AKB48のコンサートをリアルタイムで視聴することも可能となる。
秋元氏は「これまで『会いに行けるアイドル』を掲げて参りましたが、現在ではそれがなかなか難しい状況になっています。劇場公演や握手会などでファンの皆さまに会えるよう頑張っていますが、それでも倍率が高くなっていて難しい。そんな中で、Googleさんと共に、全てのメンバーと全てのファンの皆さんを結ぶインフラを構築いたしました」と発表し「これまでは、メンバーの発言は、どこかで大人がチェックしたり、指導していたのですが、今回はメンバーを信じてメンバーが直接発言できるようにしています。もしかしたら、言葉が足りないことがあったり、勘違いしていることがあるかもしれないですが、それらを含めてそのまま出すことにしました。ファンの皆さんに注意していただいたり、アドバイスしてもらいながら、共に成長していければと思っています。もちろん、親として心配な所はたくさんあるんですが、独り立ちさせたいという思いで決定しました」とコメントした。
プロジェクトに関してメンバーたちは「AKB48として新たなスタートが切れるのではないかと、私たち自身すごく楽しみにしています!」(高橋)、「ファンの皆さんと交流できるのはうれしいです! Googleを通してもっといろんな交流ができたら」(前田)、「普段、メンバーの寝顔の写メを撮っていて、ブログに載せていないのがたくさんあるので、メンバーのあんな姿やこんな姿をたくさん載せたいと思います」(指原)、「ジャカルタのメンバー(JKT48)とも交流ができるんじゃないかと思っていて、すごく楽しみです」(篠田)とそれぞれ感想を話した。
「『ハングアウト』では、どんなことを話したいですか?」と聞かれた指原は、「握手会ではできない深い話をしたい! リアルなダメ出しとか…。私を含めた10人で今後のことについて話し合いたいです」とおなじみのネガティブ発言で会場を沸かしていた。
またこの日、6周年を迎えたAKB48について高橋は「6年と聞くと長いようですが、本当にあっという間でした。始まる時は『秋葉原からどういうふうに頑張っていこうか』と(悩みながら)みんなで頑張ってきていたので、こうしてGoogleを通して、世界の皆さんに発信する日が来るとは思いませんでした! とてもうれしいです」と振り返った。
会見後、メンバーを代表して前田が「ハングアウト」を活用し、ファンとのビデオチャットを行った。ファンからの「あっちゃんはAKB48の曲で、どの曲が一番好きですか?」「きょうも朝ご飯いっぱい食べましたか?」などの質問に答えるほか、ファンに対し「私のどこが好きですか?」と質問するなどひと時のファンとの交流を楽しんだ。
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