「松田さんの前で変なことしないように」松山ケンイチがスタッフから忠告されていた!?

2011/12/12 17:21 配信

ドラマ

第1回完成披露試写会に出席した中井貴一、松山ケンイチ、松田聖子(左から)

NHK総合で'12年1月8日(日)より放送の大河ドラマ「平清盛」の第1回完成披露試写会が12月12日、同局で行われ、松山ケンイチ、中井貴一、松田聖子が出席した。

物語は900年前の平安末期。混沌とした時代を生き抜くひとりの武士・平清盛が、海賊退治をしながら日本の覇者となっていく。清盛を演じる松山は「共演者の方々の演技がすごい。心を動かされました。昨夜、第1話を見たんですが、僕も2話3話と視聴者の皆さんの心を動かせるよう頑張りたいです。作中では、武士や天皇、いろいろな立場の人が苦しみながら生きてるように見えた。このドラマには“どうせ生きるなら子供のように夢中に生きる”というテーマがありますので、そこを見てほしい」と見どころを明かした。

清盛の育ての父・忠盛を演じる中井は「これまで何度か大河ドラマにも出演させてもらって、たくさんの先輩方に包んでもらっていました。この仕事(俳優業)を始めて31年目になりますが、包まなきゃいけない立場になりました。松山くんに大河をやって良かったと思ってもらえるよう芝居をしています。間もなく僕の出演するシーンの撮影は終わります。これからは清盛の年をとっていく姿を楽しみにしたいと思います」と語った。

また、松田が演じる祇園女御(ぎおんのにょうご)は、院政の最高権力者として3代にわたり君臨する白川法皇(伊東四朗)に愛されながらも、武士として生きる清盛の成長を見守るもう一人の母のような存在。「初めての大河ですが、台本、スタッフ、出演者とみなさん暖かくて素晴らしい経験をさせていただいています。祇園女御は、舞いや歌に長けていて、賢くて母性にあふれていて魅力的。台本を読んだ時から引きつけられました」と語った。

松田を前にし、松山は「周りのスタッフに『松田さんは歌姫だぞ、松田さんの前で変なことしないように』と言われてきました」と、くぎを刺されていたことを明かした。清盛も舞いを披露するというが、松山は「難しかったです。感情が出てしまって舞いの形が崩れてしまうというシーンで、芝居と感情をどう融合していけばいいのか苦労しました」と話した。

祇園女御、清盛の舞いのシーンは1月15日(日)の第2回で披露する。また、松田は歌もこの回で歌うという。