第三舞台の最新作「深呼吸する惑星」が12月18日(日)まで東京・紀伊國屋ホールで上演中。本作は2001年の活動休止以来10年ぶりとなる新作だが、主宰の鴻上尚史は今回の公演をもって劇団を解散すると発表した。
鴻上は解散の理由について、ことしの復活公演に向けて俳優陣と話し合う中で「ひとつの区切りをつけることに決めた」といい、“故郷”である劇団に正式に別れを告げたほうがクリエーターとして次のステップに進めるのではないかと思ったと語っている。
第三舞台は1981年に早稲田大学演劇研究会で旗揚げされ、筧利夫や勝村政信などを輩出。小劇団ブームの中心的存在として一時代を築いた。2001年の劇団20周年記念公演「ファントム・ペイン」以来となる本作には当時の劇団員である筧利夫、長野里美、小須田康人、山下裕子、筒井真理子、大高洋夫に加え、客演の高橋一生が出演中。すでにチケットは完売しているが、大千秋楽となる2012年1月15日(日)の福岡公演の模様が全国の映画館でライブビューイングされることが決定しており、全国のワーナー・マイカル・シネマズ24劇場とTOHOシネマズ6劇場の計30劇場で生中継される。
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