劇団クロムモリブデンが、前回の4月公演に続き、年内にもう一本「節電 ボーダー トルネード」を上演中。12月上旬に大阪公演を終え、12月20日~30日(金)まで、東京公演は赤坂での公演だ。
重いテーマを深刻なまま扱うのではなく、あくまでエンターテインメントに昇華させることを持ち味とするクロムモリブデンが、今回の作品でも3.11の震災をテーマにしている。重いテーマを抱えながらもエンターテインメント性の高い、高揚感あふれるステージを手掛ける作・演出の青木秀樹は、「不謹慎なストーリーばかり浮かんでは消えることに悩みましたが、そんな作品を作ることが災害に対する自分なりの素直なリアクションであると確認しました。日常が非日常と化した状況における不条理な世界を舞台に、震災をヒントにした娯楽エンターテインメントをめざします」と意気込む。
客演は、勢いある若手劇団・柿喰う客の怪女優・七味まゆ味。個性派ぞろいのクロムモリブデンにどんなスパイスを与えてくれるか、そこも見どころだ。
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